今回は蘊蓄です
今更な感じですが「システム7(07ハードキック)」の構造について考察します
(初心者向けな内容なので玄人様には解りきった内容になりますがご勘弁ください)
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190829/20/gunholicbear/b0/ad/j/o0512038414558301218.jpg?caw=800)
KSC MP7のボルトユニット
システム7といえばまずノズルまで一体のシリンダーを使った
負圧式ブローバックエンジンが特徴です
(つまりマルイと同じ原理のブローバックエンジンを使ってるってことです)
基本的にアルミ製ピストンと肉の少ないブリーチorボルトを組み合わせた
軽量なブローバックエンジンに仕上げてあるようです
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190829/20/gunholicbear/bc/ea/j/o0512038414558301243.jpg?caw=800)
KSC MP7のショートマガジン
更にシステム7ハンドガン&SMGは全てシングルフィードなリップの
亜鉛一体マガジンを使用しているのでこれも特徴のひとつと言えます
(以前は見た目リアルなプレスマガジンがKSCの売りでした)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190829/20/gunholicbear/20/8d/j/o0512038414558301253.jpg?caw=800)
左:システム7USPコンパクトバレル 右:旧メカUSPコンパクトバレル
更に更にシステム7ハンドガンは全て固定式インナーバレルユニットを
採用しているのでこれも特徴と言えそうです
(以前はアウターと一緒にショートリコイルするバレルユニットがKSCの売りでした)
ただしM11A1だけは例外的に可動式インナーバレルユニットを採用しています
オープンボルトの高速ブローバックには固定バレルは支障があったのかも?
(ちなみに旧メカM11A1は固定インナーバレルユニットでした)
まとめると
・ノズル一体なシリンダーの負圧式ブローバックエンジン
・シングルフィードな亜鉛一体マガジン
・固定式インナーバレルユニット
以上の3点の特徴を持ったガスガンをKSCでは
「システム7(07ハードキック)搭載機種」としているようです
ちなみにシステム7は搭載初期(初搭載機種はP226R)には
ブローバックエンジンには特に名称が無く、ソードカトラス登場時に初めて
「07ハードキック(07HK)エンジン」という名前が付けられました
その後M9、M93RⅡまでは「07ハードキック」と言われてましたが
USP、SP2022あたりから「システム7(SYSTEM 7)」という名称が使われるようになり、
最近では長物用として「システム7TWO」なんて名称も登場しています
尚、KSCのブローバックエンジンには以下のものが存在します
名称 ガスルート切り替え方法
エクセレントピストンユニット 機械式(インナーピストン&スプリング式)
ロングレンジピストンユニット 負圧式
ハードキックピストン 機械式(インナーピストン&スプリング式)
05ハードキック(Mk23のみ) 機械式(インナーピストン&スプリング式)
システム7(07ハードキック) 負圧式
システム7TWO(長物のみ) 負圧式
次回システム7エンジンの作動原理についてブローバックエンジンの
カッタウェイモデルを使って説明する予定です
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190829/20/gunholicbear/cb/ae/j/o0512038414558301263.jpg?caw=800)