円形脱毛症の治療

円形脱毛症は、子供から高齢者まで男性も女性も発症する可能性があります。


明確な原因は解っていないものの、
ストレスが大きく関わっていることは広く知られています。


特に女性は妊娠から出産、育児まで、大きなストレスになることからも、
女性に円形脱毛症が多いことも理解できます。


しかし、円形脱毛症の治療法で女性に特化したものはありません。
そのため、ストレスを溜めないよう適度に身体を動かすことが大切です。


一般的な円形脱毛症の治療法に、
ドライアイス（冷凍）療法・液体窒素療法があります。
粉状から固めたドライアイス、
あるいは液体窒素を脱毛している頭皮に2秒ほど軽くあてて刺激を与える治療法です。


リンパ球の毛根に対する攻撃を、やけどの治療に移行させることで脱毛を抑える方法で、およそ70％の人に発毛の効果が見られるということです。


他には、局所免疫療法があります。
かぶれを起こしやすいSASBEやDPCPなど、
自然にはない物質を脱毛部に塗って弱い皮膚炎を起こさせ、
自己免疫異常を改善させる方法です。


この治療法には、稀に強くかぶれたり、
全身がかゆくなったり、蕁麻疹を生じたりする副作用があります。



脱毛した部分に紫外線を照射するPUVA療法もありますが、
紫外線による副作用に注意が必要です。
さらにはステロイド治療もありますが、
ステロイドには副作用があるために賛否両論あることも確かです。



根本的な円形脱毛症の治療としては、ストレスを溜めないようにすることが大切です。
適度な運動とバランスのよい食生活を併せて心がけることで、精神面にも良い作用を与えるのです。

突然起こる円形脱毛症

円形脱毛症には自覚症状などは全くありませんから、
知らない間に500円玉くらいになっていることもあります。


また、自分では気づかず、美容室へいったときに美容師さんに教えられて気づく・・
というケースも多々あります。

特に後頭部など見えにくい箇所にできれば、余計に気づきません。




円形脱毛症は、痛いとか、痒いなどの前兆もありません。

脱毛した部分は地肌がくっきり見え、本当にキレイな円形に脱毛します。
大きさはよく10円玉くらいと聞きますが、500円玉大に脱毛することもあるようです。

また、円形状に髪が抜けるばかりではなく、
頭髪全体が抜ける場合、眉毛、まつ毛などが抜ける場合もあります。
数もひとつだったり、複数できたりと人によって様々です。



円形脱毛症は、髪が次第に薄くなって抜けてできるのではなく、
一部分に集中して起こります。
また、徐々に抜けるのではなく、突然起こるのも円形脱毛症の特徴です。

脱毛が進行中の場合、脱毛した周辺の髪は少し強めに引っ張るだけで
抜けてしまいますので注意が必要です。


円形脱毛症の人は、爪に小さなへこみや横スジが現れるといった
異常がみられることがわかっています。
この症状は貧血などの場合にも見られるもので、
爪が湾曲している場合は重い貧血がある可能性も考えられます。



突然円形脱毛症になると精神的なダメージを受けますが、
正しい情報を得ることが症状の改善に繋がります。


情報に惑わされず、正しい対処法を把握した上で適切な治療をすることが大切です。

配合成分【菊芋】

菊芋は江戸末期から明治初め頃に飼料用の作物として栽培されていましたが、
近年の研究により、ヨーロッパにおいて非常に栄養価値に
優れた食品であることが判明し、日本でも注目されはじめています。


特に注目されるのは、「天然のインスリン」と呼ばれるイヌリンの効能です。


菊芋は他のイモ類のようにデンプン質が主体ではなく、
60％がイヌリンという食物繊維でできています。


このイヌリンはオリゴ糖の一種で糖なのですが、
カロリーはきわめて低く、胃腸では消化吸収されにくい性質を持っています。


デンプンは胃の中で消化分解されてブドウ糖に変わるため、
食後に血糖値を上昇させてしまいます。


それに対し、イヌリンは胃腸内で水分を吸収し、
腸内の糖分も一緒に体の外へと排出してくれます。


その結果、血糖値の上昇を防ぐことができ、
インスリンに必要なホルモンを分泌している膵臓の働きを軽減させることができます。




血糖値を抑えることができれば、
血液中の糖はエネルギーとして燃焼され、
新陳代謝がスムーズに行われるので、
肌や細胞の活性化ができます。


また、イヌリンは腸内でナトリウムと結びつき、
身体への吸収を防ぐ働きがあるために血圧の上昇も抑制できます。

菊芋は主成分であるイヌリンの他、抗酸化物質であるポリフェノール、
活性酸素の除去しエネルギー生成に重要なセレンなども多く含んでいる食品です。


最近では、菊芋の効能を高め、
効率よく摂取できるように考えられたレシピなども紹介されています。

頭皮の健康チェック

髪の毛のチェックはすることがあっても、頭皮のチェックをすることはあまりないですよね。
抜け毛や髪が薄くなったことに気がついて、頭皮の状態が気になりだした方も多いのではないでしょうか？
自分の頭皮がどのような状態なのか、簡単なセルフチェックを行いましょう。


頭皮の色はどうですか？
青白い色をしているようなら健康です。
毛根から新しく生える髪の毛が透けて見えるため青白く見えるのです。
ピンク・薄茶色等は不健康な状態のサインです。


抜け毛の状態？
シャンプー時に40本程度の抜け毛があるのは正常範囲ですが、
それ以上にあるようなら、危険信号だということです。
頭皮の機能が阻害されている可能性があります。


触ってチェック
頭皮をはさむように両手の指をあて、指の腹を使って頭皮全体をマッサージするようなイメージで前後左右に動かしてみましょう。
このとき、頭皮全体が軽く動けば問題ありません。
しかし、動かない場合は頭皮が硬くなっており、先々脱毛する可能性が高い状態といえます。


次に、百会（ひゃくえ）というツボが、
頭頂部分で両耳と鼻の延長線が交わる点にある箇所にあります。
このツボを中指の腹で強く押してみましょう。

弾力性があり、気持ちよく感じるようであれば、頭皮の健康状態は良好です。
痛く感じる場合は、ドロドロした血が頭皮の血管に溜まり、
血流が悪くなっている可能性があります。


さらに、石を触っているように硬く動かない場合は、
頭皮の神経や血管が圧迫されていることが考えられ、
髪が薄くなる人に多くみられます。


軟らかくても、弾力がなくブヨブヨしている場合も
血流やリンパの流れが滞っている可能性が高いため、要注意です。


頭皮にトラブルがあるようなら、プロの診断を受けましょう。
脱毛・薄毛予防も健康な頭皮からです。

生活習慣の乱れ

人は常に何らかのストレスを受けています。


ストレスを受けると頭皮では皮脂が多量に分泌され、
強い紫外線を浴びると活性酸素が発生して、
毛根で角栓となり毛母細胞の働きを阻害してしまいます。


また、筋肉の収縮をおこすため頭皮が硬くなり、
血管の収縮によって血行不良を引き起こします。


ストレスで不眠になってしまうと交感神経が常に緊張状態にあり、
睡眠時の成長ホルモンの分泌を妨げることになります。


ウォーキングなどの軽い運動で身体を動かし、ストレスを溜め込まないようにしましょう。

偏った食事、不規則な生活は肌に大敵と言われるように、頭皮も同じなのです。



動物性の脂質を取り過ぎると脂漏性体質になり、
毛母細胞の働きを妨げてしまします。

血もドロドロした状態になるので血行不良を起こしやすく、
身体全体にとっても悪影響を及ぼします。

美容でもビタミン不足を指摘されますが、
頭皮においてもビタミンはタンパク質が髪になるためには必要不可欠です。


いくら良質なたんぱく質を摂取できても、
サポートするビタミンがなければ髪を生成することはできません。


コーヒーやアルコール、ジャムなどの酸性の食品は、
血流の収縮を促進させます。
アルコールのように適量なら血行促進に働きますが、
摂り過ぎると逆効果になり、肝臓がアミノ酸を大量消費してしまいます。


また、喫煙は血管を収縮させる働きに加え、ビタミンCを破壊してしまいます。
喫煙によって一酸化炭素が体内に入ると、
血液中の酸素が一酸化炭素に置き換わり身体が酸素不足に陥ります。


細胞の働きに必要な酸素がなくなると、
細胞の働きが弱くなり髪を生成することができなくなります。