薬の副作用なのか、加齢のせいなのか。

雨とか台風になると、体調が悪くなります。

移植前からなので、ステロイドのせいかなぁとは思っていますが、梅雨に入ってから偏頭痛っぽい痛みが続いているので困ったもんです。


さて、公的支援制度の続きです。

前回は身体障害者手帳について書きました。


今回は特定疾患医療費助成制度と障害年金です。


特定疾患医療費助成制度は国または都が指定する難病を対象に医療費を助成するものです。

2年前から指定難病の対象が拡充されました。私の場合は、特発性間質性肺炎なので対象に含まれます。注意が必要なのは間質性肺炎でも特発性でないと駄目なことで、間質性肺炎でも難病に該当しない可能性があります。


受理されると所得に応じて、難病に対しての医療費に上限が設けられます。

現行では上限は最大3万円だったと思います。

心身障害者医療費助成と併用も出来ます。


提出書類が多く、最初の申請が大変で、年一回の更新も必要という、結構面倒ではありますが、絶対申請したほうがよいです。


また、特定疾患医療費助成制度に認定されると難病患者福祉手当が支給されるようになります。25811月に3ヶ月分が振り込まれます。この手当で医療費はほぼまかなえると思います。


次は障害年金です。


初めに言っておくと、申請めちゃくちゃ大変です。

多分自力で申請して受理されるのはほとんど無理なのではないかと思っています。


ですが、障害年金が支給されればかなり経済的に助かるので、申請できる方はしたほうが良いです。


障害年金は認定されると等級に応じて、金額の異なる年金が支給されます。1級から3級、手当金の4つの等級があります。

手当金を除き2ヶ月に1度、2ヶ月分の障害年金が支給されます。

1級と2級の場合、配偶者や子供がいると加算されます。


障害年金は障害基礎年金と障害厚生年金があります。障害厚生年金は会社勤めをしていて厚生年金に加入していた場合に支給されます。障害基礎年金は国民年金や扶養の方が対象になります。


障害基礎年金の場合は、1級と2級に該当する方のみ支給され、障害厚生年金は1級から手当金まで支給されます。

障害年金は2階建方式なので、障害基礎年金と障害厚生年金のダブル受給ができます。


ただ、会社員でも障害厚生年金が支給されない場合があります。

それが、初診日です。

最初にこの病気で医療機関にかかった日を初診日といいます。この初診日が20歳未満だと障害厚生年金は支給されません。

未成年で発病した場合は、障害基礎年金のみの受給となり支給額は大幅に下がってしまいます。


障害年金の申請は本当に大変です。

まず初診日の証明が必要なので、最初にかかった医療機関に証明書を書いてもらう必要があります。発病が昔の場合、カルテが残っているかもわからないですし、覚えていない場合もありますので。

そして、これまでの経過を事細かに書く書類もあり、それだけ頑張ってもなかなか受理されないのが現状だそうです。


私の場合、最初は社労士に依頼しようかとも思いましたが、病院のソーシャルワーカーさんの助言で、日本年金機構が運営している街角の年金相談センターを活用しました。こちらには社労士さんがいて、資料の書き方とかアドバイスを無料でしてくれます。そのおかげで無事に認定されました。こちらの社労士さんのお力添えが無ければ絶対無理だったと思っています。


特定疾患医療費助成制度も障害年金も本当に申請が大変で、相当労力を使います。

ですが、苦労した分のリターンはありますので、是非該当する方は申請してください。