諸君、ご壮健かな。
さて。アニメージュを語る上で外せないのはやはり。
スタジオジブリ。
アニメージュはアニメ書籍だけでは飽き足らず、アニメ制作をはじめた。宮崎駿に風の谷のナウシカの漫画を連載させ、それをアニメーション化。
しかし数々の名作が生まれ、片手間に作るには厳しくなり編集長の鈴木敏夫が徳間書店子会社として設立したのがスタジオジブリ。
そしてしばらくの間。
鈴木敏夫は編集長と社長を兼任していた!
そして大人の娯楽からさらに進化していくアニメーション。もはや人の生き方を語るまでになっていく。
自然との共生。
どんなに争おうが、オームが暴れようが、自然が覆い再生していく。それに抗うのが人間なのか、そうだとすると何と業が深いのか。
ナウシカの服。
装備。
アニメーションだと気が付かないが、巨大な自然の中で生きていくこと。それが如何に大変なことか、リアルにするとよくわかる。
映画看板。
焼けた秋田の映画館の再生のために、作られたもの。おかげで見事に活気溢れ復活する、まさにナウシカの世界ではないか!
そして。
ラピュタの世界にもそれは受け継がれていく。
朽ちながらも自然と折り合う、天空の城ラピュタ。
ナウシカと対をなす物語。だから、ここでジブリの世界観はとなりのトトロに変えざるを得なかったのかもしれない。
さて、最後にアニメージュの表紙の展示。
宇宙戦艦ヤマトとスターシャ。
私の中の英雄はガミラス帝国のデスラー総統なのだが、ヤマトIではまだ悪の首領。そこから熱き友情に目覚めるのが、吊橋効果。萌きゅん。
そして機動戦士ガンダム。
マチルダさんに淡い想いを抱くアムロ。そんな人に巡り合ったこと自体が羨ましかった少年時代。
今はって?さあな。
セイラ・マスが勇ましい。
そしてサイボーグ009の島村ジョー。ここで歴史の接点があろうとは。時代の変わり目を感じる。
そして早瀬美沙とリン・ミンメイ。
やはり超時空要塞マクロスも、確実に歴史を作った名作の一つ。
こうしてアニメの歴史を辿るたびに思う。大人になるにつれて、アニメから離れてしまったことに対する、後悔にも似た気持ち。
私が背伸びして距離を置いていた間に、大事なその歩みを見逃してしまったこと。それを巻き戻そうと、巡礼しているのかもしれないな。
ジブリパーク。
行きたいな。子供っぽいかな。葛藤した時は、心に従えばいい。
見よ、この少年な老人を。
興味を持ったなら、とことん浸かればいい。恥ずかしがるなど、人生の損失だ!
そして買ったグッズ。
リン・ミンメイと早瀬美沙の絵葉書。
この流れでそれ?とか言わないでくれ。そう。
心の声に従えばいいのだ。
キューンキューン
キューンキューン