諸君、ご壮健かな。
ガチャポン。
様々な夢が詰まっている筐体に、子供達がキャッキャしているのをよく見る。その光景は心温まるのだが。
彼らが決して近づかないのが。
仮面ライダー。
リバイバルされ人気が盛り上がるはずなのに、何なのだ?この余りにも氷河なエア感。半径1メートルには誰もいない、もはや奇々怪界。
しかしよく見てみると。
顔が怖すぎる。
頭部が薔薇なんて、現実味が無くて背筋がプルルっと。子供どころか、大人の私ですら震え上がる。弾幕薄いぞ何やってんの!アテント持ってこい!
しかしもっと怖いという事件は。
幼児虐待、静岡県裾野市のさくら保育園。
3人の保育士が一歳児に虐待、言葉のチョイスや乱暴の数々。まだ片言の言葉しか話せない幼児によくも出来たものだ。
そして当然のように起こる保育士3人への非難。顔写真も公開され、怪人と違い穏やかな笑顔で恐ろしい行為をする人たちに見えないのが、さらに恐ろしい。
さらに隠蔽すべく土下座し誓約書を書かせる園長、それを市長に報告しない役所。容赦ない措置をする市長は頼もしくも、どこか冷たく映る。
そしてこのニュースを見て、あぁだこうだ言っている私もそうかもしれない。
世論が吹き荒れ、止まるところを知らないこの話題。再発せぬ世の中に、いつかはなるのか。
未来を担う幼児たちを、冷たい世論の暴風雨に晒した罪。あまりにも重い。