諸君、ご壮健かな。
ギレン!「シャア!顔のそばにいくぞ」
シャア!「・・・」
私の組織のトップが、突然訳のわからないことをいっている。
ギレン!「あ、今変なやつと思ったな」
シャア!「はい…あ、いえ」
ギレン!「レビル!(大会社の社長)が横浜のガンダムの顔の横に上がれる券を手に入れたから行こうって言ってる」
シャア!「え?でも彼らを北米戦線とすると、私はガラパゴス戦線というくらい違う任務(担当)で・・・」
ギレン!「ガンダム好きに来てほしいんだってさ、来ないの!?」
シャア!「行きます」
予定調和で再びやって来た。
中華街。
シャア!「来ましたね!来ましたね!」
ギレン!「ああ←すこし面倒臭くなってる」
見える!私にも見えるぞ!
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、入場者を絞っていて閑散。うーん!安心!プラチナ!大好きギレン!そしてレビル!
レビル!「どうも!貴方があのシャア!さんですね。相当らしいじゃないですか」
ギレン!、私を変人のように言ったな、チキショウメ!
さあ、入る!
前回は大にぎわいだった、今回は超少数精鋭のため、ゆっくりと見れる。
レビル!「この人、ガンダムのために会社やめたんですよ」
なんだそのインサイダー情報。というか、どうするの?暮らせるの?
レビル!「乗りたいですね」
シャア!「全くですな」
ギレン!「・・・」
置いてきぼりにしてしまっている!怒ってる?しょうがない、貴様が誘ったのだ。己の不幸を呪うがいい。
レビル!「作りましたなー」
シャア!「色塗りはみ出ましたなー」
ギレン!「・・・」
レビル!「これリアルタイム映像ですよ」
シャア!「カウントダウン、もうすぐ動くじゃないですか」
駆け出すオサーン2人。
あ。
私の上官はこの人じゃない。
我に返って振り返る。
ギレン!「良いのだよ、好きな人が楽しんだ方がいい」
神?
(つづく)