諸君、ご壮健かな。
この世には、愚民たちをメギドの炎で焼き付くす、凄まじき最強兵器が存在するのである！精神を蝕んでいく、恐るべき怪物と言ってもいい！
それは！
週刊文春！
デスラー砲や波動砲を軽々凌駕するその破壊力。様々な戦士たちが、宇宙空間へ散り英霊となったのは言うまでもない！
ありがとう！文春！
この恐るべき魔の手が、虚構の世界までのびてきたのである！そう、ついに来たのだ！
虚構の世界の真実を暴く・・・なんというパラドックスを具現化したのか。恐るべし、その内容とはこれである！
連邦の極秘作戦「V作戦」のスクープ。
一年戦争の殊勲艦“木馬”の乗組員が全員少年兵という匿名告発。
一年戦争の裏側に秘匿されてきた事実、遂に白日のゴルゴダの丘に引きずり出される時がきたのだ！
ふふふ・・・重力に引かれた腐敗した連邦に、果敢にも切り込む文春部隊。痛快ではないか、敢えて言おう、カスであると！
「ギレン総帥も甘いようで」
何なのだ、辛気臭い顔を近づけるな、ドクターコパに教わった運気が落ちる、下がらんか！
「これを見てもそのようなことが言えまして？」
ギレン・ザビ総帥「戦死」公報を覆す新証言。
な、何なのだ、この根も葉もない記事は。
私はこうして生きているであろう！他にもあるだろう、取り上げる記事は！キシリアは30歳サバを読んでいたとか、キシリアはシャア・アズナブルに手を出そうとしていたとか、キシリアのマスクの下は整形に失敗して酷いものだとか、キシリアは・・・。
うるさい！