諸君、ご壮健かな。
同志たちの脅迫にも似たプレッシャーを受けている!
そんな被害妄想の虜になっている私は、気がつくと。
西荻窪にいた。
自らを器と規定している私は、漬け物石よりも重い腰を上げざるを得ないであろう。ちなみにあの凍てつく寒さを駆け抜けた、あのガンダムスタンプラリーもここから始まった。
なぜか!?
近いからさ!
ここ西荻窪は、西の要衝。その理由の一つが。
ここはゴールデン地点。
スタンプを七つ貯めた哀戦士に、景品のシールを配給する役割を担う。さらには400円の金塊を消費すると、限定のカードまで手にはいるのだ。
そしてもう一つの理由。
立ち食い蕎麦「きらく」がある。
……誰だね?精神崩壊したんだろう?そんな思念をニュータイプ並みに送ってくるのは。
よく見てほしい。
限定の食料を提供しているのだ!
赤い彗星の蕎麦も扱った「きらく」。友情パワーのスタミナの基が微妙だが、蕎麦屋ながらも盛り上げようとする気概は買いたい!
さあ。
夢への切符は手にはいった。
攻略する座標は……。
あ。
あの看板類に埋没している、目指す座標は……!
栄えあるベンキマン!
相手を丸めて便器に流すと言う、恐怖?の大技を使う男。最近の活躍は、一種のカタルシスを感じる。
そして駅員、その意気やよし。
さらっとパンツをトイレットに流さないお願いを挟むあたり、プロ。まさに匠だ!
そして、第一歩を刻む!
大笑いベンキマン!
そして。
コスプレ衣装。
そう、駅員の熱意が展示に直結するのがこのスタンプラリー。まだ見ぬ地でも、ほとばしるパッションで溢れているのか!
というか、ここでは着られない。
さあ。
次の地へ!
(つづく)