[コラム] 君は「ロボダッチ ロボX ガンダモビル」を知っているか? | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~
※この記事は過去記事の再構成です


皆さん、お元気ですか。


さて、忘れた頃にアクシデントは訪れるものです。そう、それは夢のアイテムも同じ。

パチモノ。
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今回も至極の名品をご紹介します。それは数々の脱力模型を産み出し、そして華々しく散っていったイマイが送り出す、ヒットシリーズ「ロボダッチ」から。


ロボⅩ ガンダモビル。

肩周り、足元、全体的なフォルム。どれをとっても、機動戦士ガンダム感は拭えるわけはありません。そうです、パクったオマージュなのですから。

しかもこのロボⅩ、なぜか少しエッチという微妙な性格付けまでされているのです。

それでは側面の箱絵をご紹介しましょう。


こちら側はいいとして。

問題は。


お仲間が並ぶこちらがわ。

これは、完全に機動戦士ガンダムへのパクり愛情がトレビの泉がごとく湧きいでています。もはやパクりの祭典、パクリザソレイユと言っても過言ではないでしょう。


タマゴローガンダスーツ。

盾を見てください。ホワイトベースにUberイーツを装って忍び込み、そそくさと盗んできたとしか思えないほどの見事な十字デザイン。

しかし、これにはサイドストーリーがあるのです。それはイマイがなければ、バンダイの発展もガンプラブームもなかったのです。まあそれはまた別の話、次の機会を待つことにしましょう。

それでは開けてみましょう。



でました、安定の少数パーツ。

しかしこの二色パーツは、当時は斬新でした。組み立てただけで色がついてる!なんとも牧歌的な世界です。

そして、箱の下には。


ロボッ島の広告!

チマチマとロボダッチを集めていた少年にとって、この島は憧れでした。ただこの島は、それ以前に発売されたサンダーバード秘密基地などの、使わなくなった金型の流用と言う事実は、夢を壊すので話さないでおきましょう。

しかし、この大物を買えない少年に蜘蛛の糸が垂らされるのです。それは。


小さい島。

これもサンダーバードだのキャプテンスカーレットだので見覚えのある島々ですが、構わないのです。金型を転用しただけだって構わないのです。

小さな満足感が得られればそれでいいのです。


さて、説明書を見てみましょう。

色塗り。

この頃のプラモデルは、プラカラー全盛期の影響で、殆どが色塗り。しかも細かく色分けされていて、これに憧れ一色に一瓶欲しがる無邪気な少年たちに、親たちはさぞかし難儀したことでしょう。


内容は軽くスルーし。


完成図を見てみます。

突如現れたパチ盟友ガンダスーツに、負けるな!頑張れ!ガンダモビル!

……て、敵同志なのです!?








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