諸君、ご壮健かな。
さて、私には忘れ物がある。世の中ではすでにフィーバーが巻き起こり、そして沈静化しつつあるあれ。
等身大ユニコーンガンダム。
ガンダムベース東京。
出来たときに行ってワクワクした「等身大ガンダム」も「ガンダムフロント東京」もすでにない。早い、刻の涙は本当に早く流れるものだ。
さて、我らはやってきた、ダイバーシティ。平日という事であまり人はいない、潜入に適した環境だ。
まずは。
ガンダムベース東京。
むう、全体的に連邦カラー。そういえばジオンに白系は後付けの「白狼」シン・マツナガくらいなものか。
そして私は自動昇降機(エスカレーター)を上りきり、後ろを見て息を呑む。
不覚にも、どこか美しい。
この看板など素晴らしい。
何故か大陸系の哀戦士(オタ)たちが記念写真の列を作っている。謎だ、世の中謎だらけだ!
さて。
入り口部。
ガンダムフロントがよく思い出せなく、変わったような、いやそうでもないような。
お。
かつてはこんなんだった!
記憶に残るギリギリ位のモデルだが、私は確実に知っている。股関節が白鵬の如く不動、そして横や回転の動きが全くの不得手であったことを!
この頑固者が。
今ではこんなしなやかに。
前後左右、回転もなんのその、クルリンパ!バウバウ。敵ながら素晴らしい、もはや不動戦士ではない、まさに機動戦士だ!
む!
ギリギリ知っている者たち。
私のごときオールドタイプでも知っている、メイジンカワグチと死闘を繰り広げた彼らを。そしてテムやランバラルが、時空の狭間に飲み込まれてなぜか出演していたことを!
さて、奥では待っている。
ガンダムと言えばガンプラ。そこは伏魔殿だった!
(つづく)
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