さて、最近巷を賑わすあの都知事。
小池百合子。
都知事選の時は、都議会との対決姿勢や自民党との決別の印象が強かった。その時、こう思った人も多いであろう。
政策は何をしたいのだ?
後付けで色々と施策を打ち出したが、どうしても取って付けた感が否めず。
そして、今豊洲新市場の中止や待機児童問題の解決に向けた空き家の利用など、話題取りや人気取りでは?と思いかけて、ふと思う。
もしかして小池百合子の精神は、あの機動戦士ガンダムUCに登場する「シャアの再来」。
フル・フロンタルに近いのではないのか?
彼はこう言った。
「私は自らを器と規定している」
そしてこうとも言った。
「人が望むのならシャアにもなろう」
冷たく無責任にも感じる。しかし政治家というものは、こうあらねばならないのかもしれない、そうとも感じる。
民衆が望むことを叶える、正しいことを行う、そのためには世論に耳を澄まし政策にいかし、精神をフラットに保ち公平な判断をする。
まさに指導者ではないか。
小池百合子は世論を動かしているといわれるが、そもそも彼女自身が世論に動かされているのかもしれな。でも考えてみる。都民が望む施策の実現、実は都知事とはその結果を出すだけでいいではないか。
私は彼女のことを好きでも嫌いでもなかった。しかし、こう色々と考えているうちに、ほんの少し心が揺らぎ始めている自分がいる。
そう思ったとき、小池百合子という政治家の見えなかった器が垣間見え、寒気に似た嘆息がもれるのだ。
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