シャアの魂の原点「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 青い瞳のキャスバル」を観てきました。 | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

諸君、ご壮健かな。



さて、機動戦士ガンダムのファンなら。

きっと誰もが楽しみにしていた作品。


機動戦士ガンダムTHE ORIGIN

「青い瞳のキャスバル」


この作品を観るなら。

きっと新宿ピカデリーがいいだろう。


なぜなら。





あの後ろ姿。





そう。



もうお分かりであろう。


あの「赤い彗星」シャア・アズナブルが駆った。

伝説の機体。





シャア専用ザクⅡだ。



これを見ながら。

みんな胸を膨らませるのだ。


赤い彗星の魂を形成した幼少時代。


あのテレビ版の始まる前の時代。

漫画で当時のキャラクターデザイン・安彦良和先生が描いていたが。


ついに動画として動き出す。





期待せずにはいられようか。



再び動き出す伝説。

その目撃者となるべく。





私は劇場に向かった。




移動式階段。



このシャア・アズナブルの苦難の道を想像させる。

急階段を上りきると。





シャアの父ジオン・ズム・ダイクンが出迎えてくれる。



そして物語は始まった。





※ここからはネタバレはありませんが

感想を書きますのでご注意ください





私は観終わって思った。


機動戦士ガンダムの全ての原点がここにはある。


シャア・アズナブルの幼少時代キャスバル・レム・ダイクンは。

妹アルテイシアに母を譲り、ぐっと唇をかむ。


何も言わず多くの悲しみを背負い。

その重みに耐えることで、シャアの心は組まれていく。


その内面に熱い思いを抱きながら。


あの逆襲のシャアで、棄民として地球からスペースノイドは捨てられたのではなく。

地球から全ての人間を抹殺し、宇宙で人は革新しなければならないと。


父の思想を狂気で解釈したシャア。


あの無言で母と別れたさみしさが。

あの母を求めた最期に結びつく。


胸が苦しくなった。


この作品を観て何も感じない人はいるのだろうか。

機動戦士ガンダムが好きであるか、心があるならきっと魂がふるえたはず。




帰り道。





新宿の広場の前を通る。



ここは、かつて富野悠由季が「アニメ新世紀宣言」をしたところ。


その時から、アニメは「子供の娯楽」から「文化」に昇華した。

だからこそ今がある。


そしてそれに携わった安彦良和先生が再び筆を執り。

こうして上映されたこと。


劇中に負けない感動が、ここにはある。











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