高田馬場に手塚治虫の壁画を観に行くのです | シャアに恋して ~デスラー総統のロマン航路~

諸君、ご壮健かな。



さて、私は。





高田馬場にいた。



ここは学生の街。

多くの大学生が集まり、活気のある面白い街。


懇意にしているブロガーの記事で知ったのだが。

この若者の地に素晴らしい壁画があると聞いて、やってきた。


それは。




手塚治虫の壁画。



高田馬場は鉄腕アトムを作った天馬博士やお茶の水博士がいた舞台。

手塚プロダクションもここにある。


そう、まさに手塚治虫の街。


手塚治虫は、原子力で動く鉄腕アトムを描きながら。

原子力を肯定しなかった。


そんな思いが。





ここに詰まっている。



そして、ロボットには難解すぎる「心」を持った人間は。


季節の変化を愛し。

自然と共生し。






その生活の足跡は、過去から今につながっている。

火の鳥、ブラックジャック、ブッダ・・・。


手塚治虫の書きたかった世界。

我々は懸命に理解しようとするが、いつかできる日は来るのだろうか。









一心不乱に漫画を書き続けた巨匠。


凡人である我々が生きるのに手を抜こうなど。

なんとおこがましいことか。