※この記事は過去記事の再構成です
諸君、ご壮健かな。
(前回までのあらすじ)
シャア!は高校生。
ソフトボールは少子化の影響で9人以下でも出場可能になった。
シャア!は助っ人で出場を頼まれた、計3名。
試合は始まり、ほかの二人は投手と捕手。
相手チームは8人。
野手はファーストのシャア!だけ。
試合放棄は許されない。
以上、全て夢の話し。
それから、多くのドラマが生まれた。
一塁走者が盗塁で一気に三塁まで。
サード前へのバントがレフトフェンスまで。
牽制球がセンターオーバー。
シャア!は苦悩の中、決意した。
試合放棄に向けた絶望的な交渉を。
何故なら、キャプ君は絶対に諦めない!
涙を流しながら、熱意をもってそう語るから。
しかし、熱血漢の彼も、私の心の悲しみを汲み取ったのだろう。
キャプ君「わかったよ、シャア!」
お、ついに。
キャプ君「審判に申し出るよ」
そうか。
私たちは、よく戦った。
恥じることはない。
キャプ君の口が動く。
キャプ君「ピッチャー交代、シャア!」
ええええ?
(つづく)