諸君、ご壮健かな。
さて、シャア！は。
夜のすすきのを急ぐ。
見つかるのか？
不安がよぎる前に。
あっけなく見つかった。
「Bar-C.E.70」。
目的の地だ。
うん、間違いない。
ここに、ある。
一人は寂しいうえ。
一人は不安なシャア！。
まさに今のシャア！は、シャア・アズナブルだ。
で。
あ・・・あ・・・。
ついに来たのだ。
ついに！
そう！
聖地。
コズミックイラというのが、なんともいい。
通だ。
ツウなのに。
入り口にはシャア専用ザクⅡ。
ぐわああ。
思いっきりど真ん中。
完全に貫かれた視線の先には。
お・・・。
あ！
ぐわあああ！
もう。
ど真ん中をえぐられる素晴らしい空間。
ここの素晴らしいところは。
こんなに機動戦士ガンダムなのに。
しっかりバー。
酒の品ぞろえがすごくいいのだ。
バーテン「お酒はしっかりやりたかったんですよ。」
わかる。
実は。
お酒を味わいながら。
その空間に、機動戦士ガンダムがある。
その安らぎの空間は。
実は、今までどこにもなかった。
で。
森伊蔵を頼んでみる。
うまい。
すごく飲みやすい。
香りもいい。
でも、実はシャア！には持論がある。
もともと芋焼酎は臭いもの。
それを改良して改良して、究極の形が森伊蔵。
だから本来の芋焼酎。
新兵のころの10年前に飲んだ、あの味が懐かしくなるのだ。
バーテン「わかりますよ。その気持ち。」
シャア！の気持ちを分かってくれるバーテン。
この心地いい空間。
で、出てきたのが。
薩摩茶屋。
本来の臭さがある芋焼酎。
まさしく、シャア！が昔飲んだあの味。
いろんなお酒への思いを語るシャア！。
それに丁寧に応えるバーテン。
最高に大人の空間だ。
ジーンがいなくてよかった。
で、最後も。
大人のエマ・シーンがお見送り。
いい空間だった。
しかし、最後の別れ際にアポリーが言っていた一言。
「明日も、別のガンダムバーいけますね。」
この言葉が、再びあの地へと足を運ばせるとは。
ミノフスキー粒子だらけのシャア！には、このときわからなかった。
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