『魔法の言葉』ってどんなものか思い当たる方、いるでしょうか?

私が魔法の言葉を聞いた時の事を、最近良く思い出しては心に留めておかなくちゃ…と、思います。
以下、思い出話なので長くなります。

私は『国際自然大学校』という団体でかれこれ6年ボランティアで参加させてもらっています。
今から5年ほど前の冬。小学校低学年の子8人程をぐんちょ班として受け持ち、2泊3日のキャンプに参加していました。
当時保育士としての経験も浅かった私。
班をまとめようとするあまり、あれしちゃダメ、これしちゃダメとかなり余裕のない言葉かけをしていたと思います。

班の中には何人か偏食が激しい子がいました。
1泊目の夜の事、「ぐんちょも嫌いな物あるよ。でも大人だから食べられるよ。体にいいって知ってるから。嫌いだなって思っても頑張って食べようとすると、少しずつ食べられるようになって、大きくなれるんだよ」と、自分の子ども時代の偏食っぷりを思い出しつつ話していました。

当時の私としては珍しく「食べさせなきゃ」というスタンスじゃなく話したおかげか、その子もじゃあひとかけらだけ…と食べてみることに。

嫌そうにナスをちょびっと口に入れなんとかごっくん。

ぐんちょ
「お!食べられたねー。ちょびっと頑張ったから、ちょびっと大人になった気がするな~」
偏食ちゃん
「ちょびっとだけ?(こんなに頑張ったのに)じゃああともう1回食べる!」
なんて言っていたら、結局ほぼ完食キラキラ

本人は嫌いだったナス完食で自信満々! 「明日の朝ナス出たらまた食べる!」「朝ご飯でナス出るか聞いてくる」とキッチンに走っていく程。


私としては、狙っての言葉では無くて、偶然の流れ。
自分から食べてくれて良かったな~くらいに思ってました。


子ども達が寝静まった後、スタッフが集まってミーティングをしました。
そのミーティングの最後に、このキャンプのディレクター(責任者)であり、宿泊した施設の当時の校長であった、団体の職員Rさんが『魔法の言葉』について、話してくれました。
「ぐんちょが今日の夕食の時に『魔法の言葉』を使ってたんだよね」と夕食の時の私と子どもとのやりとりを例にあげて、「あの子は、自分の意志でナスを食べられたんだよね」「食べなさいと言われて嫌々食べたんじゃなく、自分で食べたいと思ったから食べたんだよ」「指導者として子どもに接するなら、そういう『魔法の言葉』をかけていきたいよね」と、話してくれました。

ふんふんと聞きながら、私はRさんが私と子どもとの、ちょっとしたやりとりを聞いていて、私の言葉がけを認めてくれた事、他のスタッフの前で認めてくれた事がただただ嬉しかった。
私の言葉が、子どもの意志を動かすきっかけになったんだ! ああいう声かけを他の場面でもしていかなきゃ!!
と、自信と今後への意欲を持ったのでしたニコニコ



Rさんは、私が『魔法の言葉』を使ったと言ってくれたけど、私にとってはRさんが言ってくれた事こそ『魔法の言葉』だったんだな、と何年かしてから気付きました。

しかも、私のようにたまたまじゃなくて、ちゃんと考えて。
私という未熟なボランティアに対して、指導者として、自ら成長していけるようにと、あの時の私には1番効く、『魔法の言葉』をかけてくれたんだと思う。


Rさんからもらった『魔法の言葉』、心掛けていきたいと思うのに、やはり自分に余裕がないと、奥底に沈んで隠れてしまう。

いつでも立ち止まって、思い出せるように、ブログにのせてみましたガーン
いやー、長く長くなってしまいましたあせる