白いフクロウの、小さなぬいぐるみがこちらを見ている。
大人になって、自分のお金で買った初めてのぬいぐるみである。
私は昔から動物が好きだ。
どれほどかというと、道端でカラスに話しかけるほど。(人が見ていない時!)
近くの動物園へ一人で行くこともある。
なんとなく気が合いそうな奴の檻の前で、奴と同じようにぼんやり檻の中や外を眺めるのだ。
そうすると同じ時間を生きる同志のように思えてくる。
うん。食事は大事だよね、わかる。
夜はゆっくり休めよ。
しかし、あまりペットを飼いたいとは思わない。
一人暮らしの部屋で待たせたり、もしその時体調が悪くなったら?
などと考えては断念するのだ。
そんな中で思い立って買った白いフクロウのぬいぐるみは
確かにぬいぐるみなのだけれど、立ち寄った店で見て一番気のあいそうな奴を選んだ。
買って飾ったからといって、特にたくさん撫でるわけでもないのだが買ってよかったと思う。
どこかをぼんやりと見ている姿は、やはりのんびりしていて気が合いそうで
視界に入るたび、嬉しくなるのだ。