―キーンコーン
「ギャー!!!遅刻した!!!」
そう言って私は家を飛び出した。
私は星野 歩夢。
名前はよく間違えられるけど、あむ。
今日から北桜高校2年。
つまり、転校生。
素敵な恋とかしたいお年頃だけど
まったくなし。
「やばいでしょ!!!これ!!!!!」
長くのびた髪の毛を結びながら走る。
校門にはまだ生徒がいた。
「あれ?・・・遅刻じゃない?あ・・あれ?」
なぜか急いでいる歩夢に
生徒の視線が注がれる。
携帯で時間を確認すると、
「6時30分…!?」
時間を見間違えた・・・・・。
「なんだよぉ・・・。」
私はバカか!!!
うん、バカだ。
まさか、時間を8時と見間違えるとは・・・。
うん、でもまぁ遅刻じゃなくてよかった。
・・・とは言っても
まだ朝練の時間。
「暇だなー。」
校内でも回ってみるかぁ・・・。
迷子も嫌だし。
・・・ということで回ることにした。
この学校は結構広くて、
校舎が3つあるらしい。
生徒の数は1500人と聞いたけど・・・。
2年生の校舎は真ん中。
はっきりいってかなり広い。
迷子になるな・・・これ。
―――――――――・・・
―――――・・・
「あ・・・あれ?もしかして迷子?私・・・迷子?」
私ほんとにバカだ。
校舎に入って10分、迷子になりました。
「あれ?おかしいな・・・さっきもここ通ったような。・・・ん?」
私が通ったはずの廊下の影に、
さっきはなかった扉が見えた。
例えると、「となりのトト○」のめいちゃん達が探した
2階への扉探しみたいな感じでまったく気付かなかった。
衝動的に扉を開けてしまった。
―――・・・ガチャ
扉の中は広い部屋になっていて、
誰かの部屋みたい。
ベッドまである。
「なに・・・これ。すごい。」
部屋の中へ入って『ガチャリ』と扉を閉めた。
「はぁ~誰もいないみたいだし、ここで時間つぶそっかな。」
とベッドに座ったらゴソッと何かが動いた。
なにこれ?
布団をゆっくりめくると・・・
「い・・・イケメン・・・・!!!」
そこには、モデルとか俳優とかやってそうなくらいの
イケメンが・・・。
すごいかっこいい。
髪の毛は茶色に染めていて癖っ毛でピョンピョンはねている。
「ん・・・・。」
ほっぺをプニプニ。
ついやっちゃった・・・。
「かわいい・・・。」
ぷにぷにぷにぷにぷにぷに・・・
ガシッ
腕を急につかまれた。
「なにお前。」
「げっ。」
続く
