四方田犬彦 「先生とわたし」 新潮3月号を読む
| 四方田犬彦 「先生とわたし」 新潮3月号を読む | 2007年02月09日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 先生とわたし 四方田犬彦 -------------------------------------------------------------------------------- プロローグ 1990年8月10日、わたしは久しぶりに神戸にいた。 その前日まで、わたしは暗黒舞踏の集団の合宿に招かれ、数日を熊野の山中にある小学校の廃校で過ごしていた。朝早くに鬱蒼とした森を抜け、汽車で新宮から天王寺まで出ると、その足で神戸に向かう。かねてから文通をしていた俳人の永田耕衣に会うために、須磨に行く計画であった。西宮に生まれたわたしにとって、須磨は水族館のある海辺の美しい町として、幼いころより親しみのある場所だった。だが運の悪いことに、耕衣さんの都合がつかなくなり面会がかなわなくなった。急に午後が空いてしまったわたしは、なすすべもなく南京町を抜け、神戸埠頭の前に立って、呆然とした気持ちを持て余していた。晴天である。空がどこまでも巨大な炎であるかのように高く見え、とても日中にこれ以上は町を散策する気になれなかった。わたしは何か冷たいものでも飲もうと喫茶店に入った。このとき偶然に手に取った新聞の死亡欄で、わたしは由良君美の死を知った。 http://www.shinchosha.co.jp/shincho/200703/yomota.html ------------------------- 図書館で新潮3月号を読む。 四方田犬彦 「先生とわたし」400枚の長篇批評 前半を読む。後半は「仮面劇とマダン劇」を紹介した 久保覚が登場する。なかなか面白い。 2年前、図書館で、新潮に掲載された 四方田犬彦の「ハイスクール1968」を読んだが これも面白かった。 70年代後半から80年代初期、黒テンテが発行している小雑誌は 読み応えがあった。 久保覚も関わっていたからだと思った。 仮面劇とマダン劇 ハイスクール1968 漫画原論 指が月をさすとき、愚者は指を見る 中上健次と熊野 アジア映画の大衆的想像力 |
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