小説 小はん殺し結城純一郎の演説 (9)
九段会館ホールでは一千名の代議員が客席に座り、満腔一年国家生活党大会が続行され
ていた。会場の外と中は黒い衣装の防衛隊が緊張した身体で働いていたが、舞台裏方の仕
事は代議員にとって不可視の領域であった。代議員の仕事は結城純一郎総裁による運動方
針を、最後に党員章たる登録カードを手に持ち天に向かって大きく片手を上げ満場一致で
採択することだった。
結城純一郎総裁は次に、国家生活党のヒューマン・ヒューマノイドシステムメディア高
度管理情報化社会への道、その運動方針を報告した。
五万年におよぶ人類の歴史のなかで、情報をいかに管理把握し、蓄積、伝達するかは社
会、経済、文化のあらゆる面において、人類発展の鍵であった。印刷術の発明とこれに次
ぐ電信、電話、放送の発明と普及をもたらした近代情報通信技術は二十世紀後半に入って
飛躍的な進展を遂げた。一九九五年からのインターネットの世界的普及、そして携帯電話
の爆発的普及は社会的にも、経済的、文化的にも世界を大きく変貌させ、IT革命は現代
社会を「揺らぎ」「不均衡」衝動性に満ちた恐怖社会へと転換してしまった。全世界のデ
ジタル化では諸国家諸国民が丸裸にされ、データー化されてしまうことである。情報はい
とも簡単に操作され、メディア・レイプとして諸国家諸国民は、世界のデジタルメディア
を握る国際金融動物によって流動化されてしまう、これが高度管理情報全体の地球デジタ
ル化である。すでに諸国家諸国民は国際金融動物の情報人質とされその人生と生死は、投
機の対象へと生成されている、これが恐怖現代社会としての二十一世紀である。
われわれが現在直面しているこの社会変革は高度管理情報化社会への道であり、その情
報テクノロジーは、産業構造や企業活動のみならず、家族形態や居住形態といった生活様
式、臣民のセックス価値観そして地方の役割をも、大きく変えようとするわが国全体の歴
史的展開であり、人類史上においてもまれにみる深さと広がりをもった大変革である。
わが党のヒューマノイドシステムメディア戦略は巨獣である国際金融動物の餌食にされ
るのではなく、民族遺伝子に立脚した独自なデジタル情報戦略を立ち上げようとする政策
である。
同士諸君。自民党と財界による電子政府樹立、国家戦略メディア政策が臣民の無関心に
あって破綻したことは知ってのとおりである。わが党は彼らの失敗を教訓化せねばならな
い。彼らの電子政府樹立、国家戦略メディアは何故、敗北したのであろうか? ヒューマ
ンウェアを忘れていたからである。「人間こそがメディアである」この基軸を忘れ、ハー
ドという物神に呪縛されていたからである。
わが党はヒューマンを基本に置き、高齢全体社会のためにのシステムメディアを提唱す
る。人間の外側に真理と運動はない、人間の内側から発展するというヒューマンを基軸に
して、インターネット、デジタル・アナログ大容量通信、VAN、CATV、衛星通信等、
高度管理情報社会、高齢全体社会デジタル列島をもたらす高度IT技術や、一体化となっ
た国家社会主義システムメディアを、あらゆる最末端まで回路で接続する。
情報と知識という無限の潜在的能力をあらゆる方向で十分に発揮させることのできる全
体社会を能動的に建設していかねばならない。その全体とは人間の身体であり、動脈と静
脈、脈管、毛細血管、そう血管こそ情報通信の回路であるという概念であり、これこそが
ヒューマン・ヒューマノイドシステムメディアの基本観点である。
【国家社会主義建設のインフラストラクチャー、ヒューマノイドシステムメディア発展
の推進】
高齢全体社会とはインフラが最末端まで軍事化された社会であり、その形成を図るため
には、そのインフラともいうべき通信システムの高度化を推進することが必要である。
同士諸君。これは重要課題である。世界経済の競争に敗北しないためにも、ヒューマノイ
ドシステムメディアは推進されなくてはならない。米国の経済には勝てないが、しかし負
けないという不退転の決意で推進しよう。(拍手)
システムメディアの全体化においては領土が巨大なアメリカ、ロシア、中国といった大
国よりも、領土の規模がちいさい国家で発展する要素がある。領土大国はつねに分裂、分
解という危険要素がある。領土の統治のみに壮大なエネルギーを消費してしまう。最末端
まで接続していく国家社会主義のシステムメディアは領土がちいさい方が全体化のスピー
ドが速く実現力が高いのである。二十一世紀の競争はもはや、領土が巨大だから有利とは
いえない。二十一世紀は情報と知識と全体化による競争原理だからである。身の丈にあっ
た人間の想像力が及び範囲の国土こそ、自由自在を獲得して、二十一世紀の基軸である、
「揺らぎ」「不均衡」「衝動」に対応していける。日本文明とは古代以来、官僚による造
成思想こそが基軸であった。システムメディアで臣民に奉仕する官僚制度を再建できるな
らば、日本文明は情報革命と知識革命において国際社会において生存できる。米国の植民
地政策により、日本文明は全的滅亡を遂げたが、そこから不死鳥のごとくよみがえること
が可能なのは、ただ国家社会主義のみである。(拍手)
日本列島この美しい国土を造成思想で、どこまでも国家社会主義化していくことが日本
再建の道である。(拍手)
国際金融動物という巨獣から身を守るためには、何をなすべきか? この問題意識で、
システムメディアを発展させよう。
ていた。会場の外と中は黒い衣装の防衛隊が緊張した身体で働いていたが、舞台裏方の仕
事は代議員にとって不可視の領域であった。代議員の仕事は結城純一郎総裁による運動方
針を、最後に党員章たる登録カードを手に持ち天に向かって大きく片手を上げ満場一致で
採択することだった。
結城純一郎総裁は次に、国家生活党のヒューマン・ヒューマノイドシステムメディア高
度管理情報化社会への道、その運動方針を報告した。
五万年におよぶ人類の歴史のなかで、情報をいかに管理把握し、蓄積、伝達するかは社
会、経済、文化のあらゆる面において、人類発展の鍵であった。印刷術の発明とこれに次
ぐ電信、電話、放送の発明と普及をもたらした近代情報通信技術は二十世紀後半に入って
飛躍的な進展を遂げた。一九九五年からのインターネットの世界的普及、そして携帯電話
の爆発的普及は社会的にも、経済的、文化的にも世界を大きく変貌させ、IT革命は現代
社会を「揺らぎ」「不均衡」衝動性に満ちた恐怖社会へと転換してしまった。全世界のデ
ジタル化では諸国家諸国民が丸裸にされ、データー化されてしまうことである。情報はい
とも簡単に操作され、メディア・レイプとして諸国家諸国民は、世界のデジタルメディア
を握る国際金融動物によって流動化されてしまう、これが高度管理情報全体の地球デジタ
ル化である。すでに諸国家諸国民は国際金融動物の情報人質とされその人生と生死は、投
機の対象へと生成されている、これが恐怖現代社会としての二十一世紀である。
われわれが現在直面しているこの社会変革は高度管理情報化社会への道であり、その情
報テクノロジーは、産業構造や企業活動のみならず、家族形態や居住形態といった生活様
式、臣民のセックス価値観そして地方の役割をも、大きく変えようとするわが国全体の歴
史的展開であり、人類史上においてもまれにみる深さと広がりをもった大変革である。
わが党のヒューマノイドシステムメディア戦略は巨獣である国際金融動物の餌食にされ
るのではなく、民族遺伝子に立脚した独自なデジタル情報戦略を立ち上げようとする政策
である。
同士諸君。自民党と財界による電子政府樹立、国家戦略メディア政策が臣民の無関心に
あって破綻したことは知ってのとおりである。わが党は彼らの失敗を教訓化せねばならな
い。彼らの電子政府樹立、国家戦略メディアは何故、敗北したのであろうか? ヒューマ
ンウェアを忘れていたからである。「人間こそがメディアである」この基軸を忘れ、ハー
ドという物神に呪縛されていたからである。
わが党はヒューマンを基本に置き、高齢全体社会のためにのシステムメディアを提唱す
る。人間の外側に真理と運動はない、人間の内側から発展するというヒューマンを基軸に
して、インターネット、デジタル・アナログ大容量通信、VAN、CATV、衛星通信等、
高度管理情報社会、高齢全体社会デジタル列島をもたらす高度IT技術や、一体化となっ
た国家社会主義システムメディアを、あらゆる最末端まで回路で接続する。
情報と知識という無限の潜在的能力をあらゆる方向で十分に発揮させることのできる全
体社会を能動的に建設していかねばならない。その全体とは人間の身体であり、動脈と静
脈、脈管、毛細血管、そう血管こそ情報通信の回路であるという概念であり、これこそが
ヒューマン・ヒューマノイドシステムメディアの基本観点である。
【国家社会主義建設のインフラストラクチャー、ヒューマノイドシステムメディア発展
の推進】
高齢全体社会とはインフラが最末端まで軍事化された社会であり、その形成を図るため
には、そのインフラともいうべき通信システムの高度化を推進することが必要である。
同士諸君。これは重要課題である。世界経済の競争に敗北しないためにも、ヒューマノイ
ドシステムメディアは推進されなくてはならない。米国の経済には勝てないが、しかし負
けないという不退転の決意で推進しよう。(拍手)
システムメディアの全体化においては領土が巨大なアメリカ、ロシア、中国といった大
国よりも、領土の規模がちいさい国家で発展する要素がある。領土大国はつねに分裂、分
解という危険要素がある。領土の統治のみに壮大なエネルギーを消費してしまう。最末端
まで接続していく国家社会主義のシステムメディアは領土がちいさい方が全体化のスピー
ドが速く実現力が高いのである。二十一世紀の競争はもはや、領土が巨大だから有利とは
いえない。二十一世紀は情報と知識と全体化による競争原理だからである。身の丈にあっ
た人間の想像力が及び範囲の国土こそ、自由自在を獲得して、二十一世紀の基軸である、
「揺らぎ」「不均衡」「衝動」に対応していける。日本文明とは古代以来、官僚による造
成思想こそが基軸であった。システムメディアで臣民に奉仕する官僚制度を再建できるな
らば、日本文明は情報革命と知識革命において国際社会において生存できる。米国の植民
地政策により、日本文明は全的滅亡を遂げたが、そこから不死鳥のごとくよみがえること
が可能なのは、ただ国家社会主義のみである。(拍手)
日本列島この美しい国土を造成思想で、どこまでも国家社会主義化していくことが日本
再建の道である。(拍手)
国際金融動物という巨獣から身を守るためには、何をなすべきか? この問題意識で、
システムメディアを発展させよう。