レッドオーシャン
誰もが、聞いたことのある言葉でしょう。
意味としては、
「競争が激しい市場」のことを指します。
さしずめ、プランクトンが大量発生している海のように、
赤く濁っていて、青い海の面影はありません。
それに対して、
ブルーオーシャン
これも、聞いたことがありますよね。
先ほどのプランクトン大量発生と比べて、ブルーオーシャンでは
魚とプランクトンの数において、均衡がとれています。
だから、海の青さはそのままに、保たれているのです。
…と、このように例えました。
経済用語でブルーオーシャンを狙え!とよく言われますよね。
学生時代の受験だって、入学希望者が少ないほど、
入るための偏差値が低いです。
なぜならば、競争がないから。
そのような意味で言うと、受験においての偏差値とは、
その学校の人気度合いを表していて、
「これくらいの偏差値があれば通りますよ~」という指標なんですよね。
それだけ、頭が良い人が入りたい!とやってくるのですから、
求められる偏差値も高まるわけです。
しかし、そもそも人気のない学校は、
授業のレベルがハイレベルであっても、
入るための偏差値はいらない。
このため、学校というものは、実際の偏差値と学校のレベルは一概には言えないのです。
…と、受験を例に出しましたが、
みなさんも競争するなら、ブルーオーシャンがいいですよね?
だって、その分要求されるレベルが高すぎないわけですから。
これと同じことが、物書きにおいても起きているのです。
Kindle出版、無料ブログ、SNS。
文章を書くだけならば、どんどん求められるレベルが下がっている。
一昔前であれば、
高い学歴であったり、自費出版するための費用であったり、
出版社にスカウトされたり、
そうしなければメディアに掲載するなんて考えられませんでした。
それが、インターネットの登場によって、大きく変わったのです。
だから、始めるために求められるレベル(偏差値)は低いのですが、
売れるか?専業でやっていけるか?となると話は別。
読者がいなければ、専業ではやっていけないですよね。
これが、文筆業がレッドオーシャンだとされる理由です。
…だけど、私はあえて、
物書きはまだまだブルーオーシャンだと思うのです。
だって、周囲の人を見まわしてください。
ブログがいいよ!と言っても、
続けている人はあまりいないでしょう。
人に言わずやっている可能性もありますが、大抵は
何かをきっかけにして辞めていきます。
本業の会社員に戻っていきます。
なぜか?
市場がレッドオーシャンだから。
しかし、私は継続することにおいては、ブルーオーシャンだと思うのです。
確かに、ネット上では、
ブログを書いたり、本を出版している人がたくさんいるかもしれません。
でも、実生活ではあまりお見かけしないことが多いですよね。
むしろ、
「そんなことせずに堅実に働きなよ」
という意見がまだまだ多いのです。
だから、まだまだ書くことについてはブルーオーシャンだと思うのです。