お前には無理。
出来っこない。
甘い。
若いうちなら許されるけど…。
現実見たほうがいいよ。

って言って来る人(主に大人)はたっくさんいる。自分が苦悩して生きてきた事を正当化して、同時に呪いを他者に添える。
不自由の呪い。
自分より自由に生きてる奴、自分より幸せなやつを許さない。

人のシステムの一つで、ネガティブな言葉や事象の方が覚えておきやすいというものがある。
人類のご先祖がまだ自然界にいた頃、他の動物に襲われることや飢えという今の人類とは違う次元であれど、命を脅かされる環境と同時に生きていたためだ。
ネガティブというのは命を脅かす、とか危機感を及ぼす可能性があると捉えられる事象とも考えられる。だから印象に残りやすい。



では現代人における「生きる」とは何か。と考えると「アイデンティティの受容と発揮」だと思う。

これが自分である、と認めているものが違和感無く存在して、それが発揮されるときに人は「生きている」と思える。

でも呪いをかける人は受容する段階でどこかに違和感が生じる。その違和感の受容も出来ずずっと「しんどい」状態が続いている。そんな中でも生きているので自分より力が無い(と思っている)者に対して呪いを掛ける。

「お前にゃこの痛みは分からん」
苦しみを盾にマウントを取ろうとする輩もいる。

しかし、結局世界だ環境だというのは自分が見るものが全てで、物理法則はあれど100%努力が報われるかと言えばそうでなし、美味しいと言われるお菓子を万人が美味しいと言うかと言えばそうでもない。

自分の経験則だけでものを言う人間、他者に呪いをかける人間とは心の中で距離を取る。
呪いに耳を傾ける必要はない。




つごもり


ニーム|JIVAニーム|JIVA