それでは、本題に入ります。
フェス成功の秘訣-私の場合-4〈とにかく動く〉
退院後も全然じっとしていない私ですが、これは手術翌日から既に始まっていました。
術後の長い長い夜が明けて、看護師さんにベッドをウィーンと起こしてもらってから、私はほとんど「ベッドに横になって寝る」ということをしませんでした
理由はただひとつ。
「座ってる方が腰が楽だから」なのですが、結果としてこれが良かったのかもしれないなと今となっては思います。
毎日昼間か夕方に30分ぐらいお昼寝しましたが、消灯後とお昼寝以外は「横になって体を休める」ということをせず、足を地面におろし、ベッドにちょこんと腰かけてスマホを弄ったりご飯を食べたりしていました。
ベッドを起こした座位の状態ですごす時もありましたが、ほとんど背もたれのない、足を地面に降ろした腰かけ状態で過ごしていました。
というのも、尿管ステントを入れた影響で、膀胱炎になりやすくなっているので、「とにかく水分をたくさん取って尿をガンガン出すように」と看護師さんに言われていて、その通り言いつけを守っていたため滅茶苦茶トイレが近かったんです。
ベッドからの寝起きの時が一番お腹の傷に響いて、その都度寝たり起きたりが大変だったので、楽にトイレに行き来できるようにと最初から座って過ごすことにしたのです。
で、前述の通りトイレが近かったため、嫌でも動かざるを得ず、しょっちゅうトイレと病室を行ったり来たりしていました。
それから術後最初の食事の時だけは看護師さんがお膳を下げてくれたんですが、「次からは自分で下げてくださいね」となかなかにスパルタな指導をされ、歩き始めた直後からいきなり結構不安定なものを持って歩かされたりしたために、「なんかもう大丈夫だな」という自信が持てて、早いうちに杖替わりに借りていた点滴用のコロコロも手放すことができました。
また、普段からテレビはほとんど見ないため、ベッドの上でじーっとテレビを見る。というようなこともしませんでした。
立って窓の外を眺めたり、トイレに行ったり、自販機で飲み物を買いに行ったり、下の売店に行ってみたりと、とにかく無駄にウロウロ動き回っていました。
単に落ち着きのないおばさんと言えばそれまでですが、このおかげで筋力が落ちることもなく、腸も動き、快便につながり、結果、回復も早くなったのかな~なんて思っています。
看護師さんからも「術後はなるべく動いた方が治りが早い」と言われていたので、退院直後からもなるべく動くように心がけてきました。
毎日の散歩もとてもいいリハビリになっていると思います。
今、こうして普通に家事や散歩ができるのも、手術直後、じっとしてないでちょこちょこ動いていたからだろうと思います。
こうなることを見越して意識的に動いていたわけでは全然ないのですが、まあ、結果オーライってことですよねー
今回ばかりは自分が落ち着きのないおばさんで良かったです