上日川ダム(大菩薩湖)へ   ~オバサンは今日もひとり遠足~ | ライムとハナコと、ときどきカッパ

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気が向いたときに、書きたいことを書きます。
本当に、テキトーに…。
家族の日記代わりなので、しょうもない内容とクオリティの低い写真につきましては、ご容赦ください。

相模ダムを後にして、国道20号線を長野方面へと進む道中で。

フロントガラスに車内の映り込みがお見苦しくて、誠に申し訳ないことでございます。
実は、上の写真、右下に電車が…
渋滞で、止まったり少し動いたり…の繰り返しの中。
見慣れた感のある車両が、唐突にオノレの左側に現れて超びっくり。
現れたのはこのお方
upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/68/...
(写真はネットよりお借りいたしました)
「あずさ」
なのか
「かいじ」
なのか…
通勤の行き帰りに、駅のホームから見かけては、
『なんだかバッタを彷彿とさせるフェイスラインだこと…』
と思っていたもんだが。
慌ててスマホのカメラを立ち上げたが、撮れたのは特急列車とすれ違いに現れた在来線の車両。
それにしても、フェンスの向こう側に、まるで心霊写真みたいに写っちゃってるとは。
 
なんか、絵に描いたような夏の休日の空。

時折見える、国道の下を流れる川のきれいさにもびっくりしたりして。
 
ほどなく国道を逸れたワタクシは…

またこんな剣呑な看板を目にしつつも、山の奥へと分け入って…
 
たどり着いたのは上日川ダム。

水位は低いながらも、緑の山に青空に白い雲…

とってもきれいなダム。
 
が、ここにいるのはワタクシ1人。

「言われなくても乗り越えたりしないわよ…」
大きな声で独り言を言ったところで、誰にも聞かれないのも気楽でいいわ。
 
天端を歩いて、向こう側まで行ってみることにして。

堤体の下は、こんな感じで…。
ロックフィルダムというヤツなのね。
野反湖も、ここと同じようなロックフィルダムだったわね…
…両方とも東京電力のダムだわ。
愛車がワタクシの帰りを待っていてくれてる駐車場を背に、どんどん歩いていくと…
いやいや、間違っても入りませんよ…
ワタクシのポンコツ足首では、あっという間にボールのように斜面を転がり落ちてしまうこと必定ですもの。
それにしても、ずいぶん高い所まであがってきたのね…
控えめに言っても、山道くねくねでしたもの。
 
ダム湖の対岸から、しろい雲がモクモクと。

 
ところどころ、灰色の雲が見え隠れするのがちょいとオソロシイ…

というのも、秩父の浦山ダムでの教訓を全く生かせていないワタクシ、晴雨兼用傘を愛車に置きっぱなしにしておりまして。
突然の雨に、ここをダッシュで愛車まで…
なんてことになったら、途中で絶対にコケて擦り傷だらけになりそうだし。
周囲をキョロキョロ見回しながら歩いていて、蹴つまづいてびっくりしたのは…
こんなところにマンホールが。
しかも、思いっ切り出臍状態で。
『アンタね~
街中のマンホールは、歩行者がつまづかないように、足を滑らせないように、なるべく道と一体化しているモンなのよ』

どうせ誰も聞いちゃくれないと知ってるからこその、マンホールへの説教なんぞも。

 

すたすた進んでくと、手すりと呼ぶには心もとない限りのワイヤーが張られた場所が。

ダムのメンテナンス時には、ここを降りて行くのかしらね。

降りたら登らなくちゃいけないのよね…

いや、もちろんワタクシは立ち入ったりはいたしませんが。

 

眼下の景色に気を取られて歩いていたけど、ふと足元にめをやると、可愛い花が一輪だけ咲いているのを発見。

そういえば、お花をあまり見ないわね…ここでは。

ま、こんなカンカン照りの日陰の無い場所では、生きていける植物にも限りがあるだろうけど。

 

頭上を仰げば、どんどん増える灰色の雲…

秩父ではむき身で土砂降りの雨に当たってしまうことはなかったが。

ここだと、遮るものもないし、落雷の心配もしないといけないかしらね。

 

ワタクシが行っていいのは、あの門のところまでなのね…

そういえば、あの鉄扉に閉ざされた謎のトンネル状の物体、ワタクシが愛車を止めた駐車場にもあったわね。

いったい何だろ。

 

ちょっとペースを上げて、たどり着いた場所は…

ダムの放水路。

 

柵で隠れちゃって、何も見えないけど…

水路はカラカラ。

 

ここもオーバーフローになると自然に流れ出て行くようになってるのかな…

ということは、あと数m水位が上がらないと、この水路を流れていくお水は見られないということか…

水しぶきをあげながら流れ下っていくお水を見てみたい気もするが…

それはまたの機会だわね。

キョロキョロ周囲を見回していてふと気づく…

帰り道の遠さよ…

山の上だけど暑いのだわ。

持っていたお茶がみるみる減るのよ。

オノレ1人しかいないので、すっかり油断しきって大きな独り言を言ったりしていたけど。

気づけばワタクシ以外にも、おひとり様の男性が。

恥ずかしいったらありゃしない…

来た時と同じように、のんびりと歩いて戻る途中に。

さっきは気づかなかった白い花を発見。

その近くには、紫ピンクの可愛い花も。

思えば、この堤体で見つけたお花はみんな、ものすごく地面に近い場所に咲いてた。
やっぱり、夜には気温が下がるのかな…
あるいは、風が強い日が多いのか。
…この日はまったくといって良い無風状態だったけど。
 
堤体をぶらぶら歩いて、駐車場まであと少し…という場所で発見したのは。

柵のふりをした扉。

ここを開けて向こう側に降りて行こうってんだな…

なんか、こんなの見つけると、昔から妙にうれしくなってしまうのですわ。

 

山道はちょいとしんどかったけど、来てみてホントに良かった。

 

ダム湖にバイバイして、駐車場に向かって歩き出すと…

ほら、コッチ側にも謎の鉄扉に塞がれたトンネルが。

いったい中には何があるんだろう…

 

疲れたけど、暑い日で良かったのかも…と思ったのは、到着時には見落としていたこのおトイレを見た時。

何が何でも、絶対に使わせないという意思表示が力いっぱいなされている感じのおトイレ。

もしも肌寒い日に、風の吹きわたる堤体を歩いていたら、絶対におトイレ行きたくなるのは必定。

で、プルプルしつつ駐車場に戻ってこの状態を発見したら。

ただでさえおトイレが近いワタクシ、物陰に隠れてコソコソ用を足して、あたかも天罰のごとく尻がツタウルシにでもかぶれてしまうのが関の山だろう…

 

この上日川ダム、またの名を大菩薩湖というんだって。

実は、このダムの下調べしていた時に、大菩薩湖と言うインパクト絶大な名前は知ったのだけど…

「あら、あの有名な小説のタイトルみたいな名前の湖ね」

と思っただけで…。

もう少し、地図を広範囲に調べれば、気づいていたはずだった。

あの中里介山の

『大菩薩峠』

は、この先だと。

 

それにしても…

この場所で、バスのこの便数は、多いのか少ないのか。

 

 

上日川ダムの入り口はこんな感じで…

 

左側の下り坂を行くと、上日川ダムで。

 

右側の上り坂を行くと、大菩薩嶺らしい。

…らしいというのは、ワタクシにとっては未踏の地なので。

行ってみればよかったわね…せっかくここまで登って来たんだから。

 

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上日川ダム散策で、忘れられないことがありまして。
ダムの天端の行き止まりまで歩いて行った時のこと。
誰かが手向けた供花があって。
行き止まりのゲートが写ってる写真の左下に、お花も写っております…。

 

誰かが大切な誰かのために手向けたお花。

ちょうどお盆だったし。

山の上までお花を手向けに来るのだから、きっと大切な誰かのため。

あのお花は、まだ新しかった。