もう、何年ぶりだろう…
ホントは、こんな木陰のハイキングコースを歩けば、涼しいし無駄なカロリー消費できるしで、一番良いのかもね。
でも、ヤマビルも怖いし。
再び堤体を渡って、元来た方に戻ってみたら…
これが、さっき見た看板にもあった、新しい施設だね…
建物の中は、冷房で涼しくて快適。
おトイレお借りして、冷たいお茶を飲んでリフレッシュして。
気を取り直して外へ出て…
改めて、白丸ダムを眺めてみる…
「エコっと白丸」
の辺りに、魚道の見学コースの出口があったような記憶があるけど。
見つけられなかったな～なんて思いつつ、歩き出して。
ダムの展望台の向こう側、山と青空と白い雲…
夏だねぇ…
と、見上げていてふと気づく。
展望台の下は発電所だったのね…
地上への階段をせっせと上りながら、思い出すのは初めてこの場所に来た時のこと。
旧友YちゃんとMちゃんと3人でやって来て、魚道を見学して出口から出て。
自分たちのいる場所が、地上からかなり低い場所だと気づいて愕然として。
「あの階段、上るの～？」
とオバサン3人でぶーぶー文句たれつつ階段を上がる途中で。
Yちゃんが資材運搬用と思しきモノレールの軌道を発見して、
『これに乗せてくれないかな。
もう歩くのヤダ～』
しょうもないといえばしょうもない思い出だけど、やっぱり友達がいてくれるのって幸せだな…
思い出すと笑顔になれるし。
その次に、ライムちゃんを連れて来た時には、白丸魚道入り口も閉まってて。
ま、どのみち、ライムちゃんを連れて魚道の見学はできなかっただろうけど。
あと少しで地上…というところでパチリ。
多摩川に、白く水が噴出している場所は、遡上して来たお魚さんたちのための魚道の入り口。
魚道を見学したい人類のための入り口は…
螺旋階段が続く、地下迷宮の入り口のような場所。
この階段がワタクシにとっては天敵なのですわ…
よく非常口なんかにある、この鉄板でできてる階段、ワタクシどうも恐ろしくて。
中学校の時の避難訓練で、4階からこんな階段を降りて避難しろと言われてワタクシ、
『なら姿焼きになった方がマシ』
と教師に刃向かったのですわ。
今でもこわいの…
なので、息を止めて猛ダッシュで地底まで駆け下りて、ゼイゼイハアハア肩で息をしてしまいましたわ。
こんな姿、誰かに見られたら、
『あの人、ここに来てなんで興奮してるのかしら。
変な人』
と思われかねないわ…。
順路に沿って歩き出して…
他に誰もいない（魚道にはお魚がいるかもしれないけど）コンクリート製の通路を一人で歩いていて、ふと臆病風に吹かれるワタクシ。
かつてYouTubeで観た水辺にまつわる心霊動画を思い出しちゃったりして。
足元は湿ってるから、うっかり走って転んじゃうのも頂けないし。
…が、記憶に残るよりもずっと短い距離を歩いて、出口に到達。
ホッとするやら、また暑くてウンザリするやら…ではございますが。
確か以前は、見学させてもらえる魚道はもっとずっと長かったような記憶があるけど。
誰でも無理せず歩けるくらいの距離に短縮したのかなぁ…
もしかしたら、ワタクシの記憶違い？!
何にしても。
ちょっと頑張れば出会える非日常って、とってもありがたい。
雨の後の晴天だったからかなぁ…
水面に木くずや流木がしこたま。
それらに混じってペットボトルやキャップなんかも見え隠れしてるし。
自然に還るものばかりなら、まだいいんだろうけどね。
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