数年ぶり…
ということもあって、以前は無かった山門の飾りつけに目を奪われてしまったり…
建物の脇に、ただならぬ存在を見かけた気がして、身体を斜めにして二度見してみたら…
なんと、敵も同じようなポーズでこちらを二度見していたのであった…
境内に、孔雀が放し飼いになっているとは聞いていたけど。
これまでは、
「声はすれども姿は見えず…」
が、今年、初めてこんな邂逅が!
しかも、この日はワタクシ、めっちゃラッキーデーだったのかも。
バサバサと飛び立った孔雀さんが、なんとワタクシのすぐお隣に着地。
とはいっても、思いっきりお尻を向けられちゃってたんだけどね。
いやはや、もうかれこれ60年生きてるけど。
こんな至近距離で孔雀の羽根を見られたのは生まれて初めてですわ。
孔雀さんにバイバイして、山を下り始めると、
「解放厳禁」
と書かれた扉が。
その向こう側には…
おや、あの子は…
小さなヤギさん。
おとなしくて可愛いこの子は、自分の頭をワタクシの手に擦りつけてきて。
撫でてると、ポロポロとお尻から落とし物をしつつ、自ら木陰へ移動して…
『あっ!
そこには座っちゃダメ!』
という間もあらばこそ。
自分の落とし物の上に座っちゃって。
こんなに可愛い子の身体に、ペッチャンコになった落とし物が付着しているさまを想像すると…
ワタクシ、いたたまれず辞去いたしましたわ。
『静止しようとはしたんだけどね…』
と言い訳しつつ下り坂を歩いていると…
白いアジサイ発見!
ふと、思いつきで、アジサイの裏からもパチリ。
初夏らしくていいわ~
と、自画自賛しつつ進むと、小さめだけどここにも鯉の池が。
黄金色の鯉がジャンプしたので撮ってみたらこんな写真が。
ニンマリしつつ歩いていて、ギョッとしたのはこれ。
真っ二つに割れた卵の殻が。
犠牲になった誰かがいたのではなく、ここで孵化したのでありますように…。
山の斜面のアジサイも、まだまだ咲き始めたばっかりなのね…
でも、思ったより人も少なかったし、お天気も良くて気分上々ですわ…
まもなく道路に出るあたりで出会ったのはこの子。
ヤギさんがひとり、木の幹のニオイ嗅いでて…
「あれ?
アンタ1人なの?」
と声をかけたら、しっかりこっちを見てる…
ホント、ヤギさんの目って、筆書きした漢字の「一」だよね…
どこ見てるのかわからないし、ちょい不気味…
とも思ってたけど。
この子もなんだか愛想のよい子。
木の幹に頭突き…というよりも、頭のてっぺんを擦り付けはじめて。
『ちょっと、アンタ、どうしたのよ』
と話しかけると、しっかりこっちを振り返ってくれて。
このモホンク族のような髪型(?)も可愛いわ~。
何よりもこの子の、この一本筋の通った背中に恋をしましたわ…
『可愛いね~。
かっこいい一本線だね~』
と言いながら背中を撫でても、文句も言わないとってもいい子。
ベッタリ密着して歩いてきたカップルの到着を潮に、ワタクシはヤギさんにバイバイ。
アジサイはまだだったし、花手水もお池のアジサイも見られなかったけど。
いろんな動物さん達や鳥さん達にも会えて、とっても楽しいお散歩でしたわ。
また来年も行かなくちゃ。
ホント、ここに足を運ぶたびに思うわ…
ワンコ連れ禁止じゃないんだから、ライムちゃんを連れてきてあげればよかったな~って。
アジサイ祭り、今やってるみたい…
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というのも、ワタクシは大好きないきものですが、男女問わず
『絶対ヤダ。
生理的に受け付けない』
という方もいるようなので。
このアジサイの花の写真のすぐ下から、そのいきものの登場でございます。
このお方と出会ったのは、まだ参拝前に石段を上っている最中。
手水舎から本堂までの途中で。
石段の隅っこに、なにやら凝った置物が…
と目を凝らすと。
脇腹が動いてる…
ということは精巧な置物じゃないってことね。
と、観察することしばし。
動き出したのよ…自発的に。
いや、ガン見するワタクシがウザかったからかもしれませんが。
デカいのよね…
手足の先つまんで、ビロ~ンと伸ばしたら、優に30㎝は超えるくらい。
だけど、階段這いあがる様子が、なんだか鈍くさくて可愛い。
こんなに大きなカエルさんなんだから、ジャンプして上の段に跳びあがることはできないのかな…
とっても慎重に、一段一段這い上がって行って。
なのに、せっかく壁についた右足を踏み外しちゃったりして…
お尻を押してあげたくなるようなスローモーさ。
でも、無事に階段を上がりきって…
階段脇の樹木の鬱蒼とした場所に消えて行きましたとさ。
もっと、物陰に隠れて行動しそうな大きなカエルさん。
カエルさんにつきまとっていた物好きはワタクシ一人だったけど。
『可愛い~♡』
とか、
『ステキ~』
なんて言ってもらうこともなく。
地味に目立たずに、でも、自分のペースで自分の生きたいように生きるのって、なんか良いよね。