2024GW 国道399号線を行けば… その2 | ライムとハナコと、ときどきカッパ

ライムとハナコと、ときどきカッパ

気が向いたときに、書きたいことを書きます。
本当に、テキトーに…。
家族の日記代わりなので、しょうもない内容とクオリティの低い写真につきましては、ご容赦ください。

「その1」に続きまして、またまた長い長い自己満足記事です。
ルポルタージュの態もなしておりません。
アラカンおばさんがひとり旅で見た景色を、ブレブレ写真とともにダラダラ綴っただけの内容です。
御用とお急ぎの無い方だけ、どうぞご覧ください。
こんなブログを見てくださったアナタ、本当にありがとうございます!
 
「道の駅 までい館」
で迎えた朝は、前日と同じく快晴!

夜明け前までの寒かったこと…
気温計は4℃だったし。
何度目かにおトイレに行った時に気づいたのは、ワタクシ以外に車中泊をしている方々の中には、数台エンジンかけっぱなしの車も。
正直、ワタクシもエンジンかけようか悩みましたわ…あまりに寒くて。
こんな空気の澄んだ場所を、排気ガスで汚すのも…
でも、風邪をひくのはありがたくない。
結局、ありったけの衣類で身体ぐるぐる巻きにして耐えましたが。
環境への配慮は大切ですわ…というのは表向き。
本音を言えば、今、ガソリン高いし。
 
そんな我慢も日の出まで。
直射日光が当たり始めると、覿面に暑くなるのが車中泊。
…車中泊のご経験のある方にはご理解頂けるかと思いますが。
さながら煙にいぶり出されるスズメバチのごとく、暑くなった車内から出て、スッキリ目覚めて。
 
見れば、手すりにとまった黒い小鳥が…

道の駅の軒下には、複数のツバメの巣が。

どの巣も、ヒナがいてお父さんお母さん大忙しの様子。
 
もう、ウチの子達のご飯の用意もチッチ散歩も必要なくなってしまったわが身。
決定的な欠落感は何をもってしても埋められないけど、子育て中のツバメさん達には申し訳ないくらい身軽だわね…。
 
前日に続いて、国道399号線を北上。

「今日も、ほとんどすれ違う車もないのかな…」
走り始めてそんなことを思ったりして。
山間部ですれ違った車は10台もないくらいだったし。
その大半が、車体に訪問介護施設の名前が入っていたのがとても印象的で。
山間部を移動しての訪問介護の需要がかなりあるってことだよね…。
 
明らかに農地だったであろう草原。

でも、草ボウボウに伸び放題じゃないから、ちゃんと管理はされてるってことなんだな…
 
真正面に見えてきたのは、菜の花の黄色。

田起こしのすんだ田んぼも、水張りのすんだ田んぼも何枚もあって。

この連休中に田植えなのかな…
そういえば、子どもの頃、伊豆の祖母の田んぼも、連休中に親族総出で田植えしてたっけ。
農業用水の水路が真新しい。
耕作を再開するにあたり、再整備されたのかな。
 
続いて見えてきたのは、明らかに牧草地と思しき場所。
道路との境には柵が。
ここも草ボウボウではないから、管理されている場所なんだね…
 
さらに少し先には、飼料入れなのかな…
青いプラスチック容器が。
牛さんもお馬さんも、姿は見えないけど、どこかにいるのかな…。
馬を模したモニュメントがあったけど、逆光の故かワタクシの腕が悪いからなのか、いつにもましてブレブレ写真しか撮れず残念。
 
対向車も後続車もいない道。
見通しのいい場所で止まってばっかりで全然前に進まないけど…
こんな新芽が出てる栗の木に、昨秋のイガが残ってるのを発見しちゃったり。

雨風や雪にも負けずに樹上で越冬して、そのまま春になっちゃったのね…
じっくり観察したら、イガに割れ目はあったけど、中にはしっかり栗が入っておりましたわ。
 
こんな脇道もあっちこっちにあって。

いくらお調子者のワタクシでも、突入する勇気はございません…
そもそも、関係者以外立ち入り禁止だし。
愛車を降りて写真撮ってたワタクシ。
踵を返そうとして、危うく踏んじゃいそうになったのは…

少し前にも見かけた、茶色のモコモコ毛虫。
 

その後も、趣ある脇道を発見して、写真撮って…を繰り返し。

あの、カーブの先がメッチャ気になるこの脇道…
 

で、もれなく足元にはモコモコ毛虫が。
まあ、闖入者はワタクシの方だから、文句言えた筋合いじゃございませんが。
 
こ…これは。

地滑りの跡なのかしら…

謎すぎる空間が。

 

これはいったいどうしたこと。

崩れちゃったのかな…

 

 

確かこの鳥居の看板は、立小便禁止の意味だったような記憶が…

発見した場所は、道路が少し広くなった場所の隅っこ。

平坦に見えるけど、なかなかなアップダウンが続く道。

 

しばらく進むと、だんだん耕作地が増えてきて…

こんなきれいな川と街並みが。

快晴無風ゆえの水鏡。

街並みも背景の山もホントにきれい。

国道脇の山の斜面には…

紫がかった白い藤が、文字通り雪崩をうつがごとくに咲いていて。

しかも発見してしまったのよ…

なんだか楽しそうな階段が、山の上へと続いているのを。

道の端っこに愛車を無理やり止めて、写真撮ってたワタクシに、自転車に乗った通りがかりの少年が

『おはようございます』

って挨拶をしてくれて。

ジャージ姿にヘルメットだったから、部活に行くところだったのかな…

なんか、気持ちいい朝でしたわ。

 

ここは月舘町。

看板に見入っていたワタクシに、今度は杖をついた人生の大先輩が

『おはよう』

って。

ひとり旅って気楽だけど、声をかけて頂かないとワタクシ、一日押し黙ったままになってしまうのだわ…

普段のワタクシが

「口から生まれたペラペラ星人」

であるのをご存じの方は、信じてくれないかもしれないけど。

 

水を張って、田植えを待つばかりの田んぼ。

よく見ると、小さな足跡がいっぱい。

きっと、水張り前に、四足歩行の誰かが歩き回っちゃったのね。

 

そして、ここで、この旅最大の…というか最恐の敵に遭遇!

これは…蛹ってヤツね。

ツルっと無機質な見た目といい、意外としっかり固い触感といい、ブキミさ満載。

なんで触感知ってるのか…って?

以前、バイトに行った店舗で、クソガキ(あら失礼)が、積み上げてあったカブトムシの幼虫が入ったケースを大量に倒しやがって。

買ってくれと親を相手に泣き喚いて、言い分が通らなかったので傍らのケースをぶっ叩くという暴挙に出たのよ…

そのせいで、飛び散ったケースの中身がワタクシにまで飛んできて。

着ていたパーカーのフードに、幼虫が入っちゃったのですわ…

幼虫の受難を気の毒がる余裕も持てなかった当時のワタクシ。

今も同じだと思うけど。

もートラウマ級の出来事でしたわ。

 

山間部から街中に入って、車の台数も増えてきて。

行く手には、雪を頂いたきれいな山が。

磐梯山かしらね…

よくわからなくて、申し訳ないことでございますが。

この周辺は、ほぼ下調べ無しで走り出してしまったもんで。

 

農業用水なのかな…

溜池の畔にも、藤の花が。

水面に触れんばかりの花房。

やっぱり、この野性味溢れる凶暴な藤が大好きだわ…

と思う一方で。

藤に絡みつかれる木に生まれなくて良かった…とも思ってしまうのだけど。

 

次の目的地で、今回のひとり旅は終了になるな…

と思いつつ。

ついさっきまで、前後にいた車もいつの間にかいない…

対向車も来ない…

ま、いいけど。

のんびり走っていたら、突然目に飛び込んできたのは、このお社。

神社の向かい側に、ちょっとだけ空間があったので愛車を停めて、お詣りをば。

小鳥の声しか聞こえない…

神社の名前を写真に撮り忘れてしまうという痛恨のミス。

でも、なんだかとっても落ち着く場所でしたわ。

愛車を停めた脇に、咲いていた赤い椿。

なんか、とても雰囲気の良い神社でしたわ。

特に理由はないけど…なんか、暖かく迎えて頂いた感じで。

 

気づけば、すっかり山奥感満載な景色が続く…

この川は摺上川かしらね…

こわごわ、橋の下を覗いてみると、すごい急流。

でも、ものすごくきれいな水。

そして、ワタクシのちっこい軽自動車でも、

「対向車が来たらなんとしよう…」

と思ってしまう狭くて急な坂道が続く…

 

ところどころガードレールが無い場所を通るたびに、

「ここで転落したら、ワタクシどうなる?」

なぞの不吉な想像をしてしまったりして。

でも、苔だの落ち葉だので、いかにも滑りそうだったし…

 

この旅の最終目的地を前に、GoogleMapさんの指示で摺上川を渡って…

橋の下には、きれいだけど落ちたら即死間違いなしの大きな岩が!

 

ダムの堤体脇の駐車場を目指して走る途中で見えたのは…

頂上に、一列だけ木を残したのかしらね…

なんか、薄毛に悩んでいそうな山が。

車を止めて眺めていたら、なぜかお留守番中のアホ亭主を思い出してしまったりして。

 

そして、行く手に現れたのは、こんな山奥に、ヤケに立派な斜張橋。

渡った先が、摺上川ダム。

石を積み上げた堤体が、とってもきれい。

が、痛恨のミスに気づいたのはこの時。

明らかに、管理事務所は堤体を渡ったその対岸。

見えてはいるけど、遠いのよ…

おトイレに入りたくても、冷たい飲み物買いたくても、堤体の上をせっせと歩いて対岸まで行くしかない…

で、行ったら帰ってこなくちゃならないのよね。

 

ダムの堤体の反対側、放水される先はこんな眺め。

もちろん、放水された水は、ちゃんと水路を流れていくワケで、そっちには水力発電所もあるみたい。

下は公園になっていて、そちらにも大勢の人が。

 

ダムの対岸の駐車場には、けっこうな台数の車が。

ワタクシが止めた方には、3台しかいなかったぞ…

 

水路に渡したケーブルには、元気に泳ぐこいのぼりが!

きれいな水鏡ができるほどの無風だった市街地とは対照的に、涼しい風が吹き上げてくる水路。

歩行者用の橋を挟んで、2列に飾られた鯉のぼりたち。

 

どっちも元気に泳いでる…

が、ケーブルに絡んじゃってる残念な鯉も数匹。

 

ようようたどり着いた場所は…

インフォメーションセンター。

ダムの構造などなど、詳しい解説が展示されていて。

ワタクシはおトイレをお借りして、ホッとひと息。

 

とってもきれいなダム。

石積みの堤体も、水路のゲートも、絶妙なカーブを描いていて。

このダムは、オーバーフローになると自然に排水するらしい…

黒部ダムや宮ヶ瀬ダムみたいに、クレストゲートから景気よく放水するわけじゃないのね…

 

実は、今年に入ってから、ダムカードをコレクションすることにいたしまして。

この日も、カンカン照りの下、なんで堤体をせっせと管理事務所まで 歩いたかというと、ダムカードが目当てで。

インフォメーションセンター受付の親切な女性から、念願のダムカードを頂くことができて大満足。

実は、この前日にも、小玉ダムまで行ってみたんだけど。

残念ながら、小玉ダムでは平日のみの配布だそうで。

 

首尾よく目的を果たして、またせっせと愛車へ戻る途中で。

やっぱり、出るのね…

恐ろしいことに。

 

ここ、摺上川ダムが今回の旅の終点。

寄り道三昧だったから、あんまり距離は走れてないけど。

国道399号線、今年中に終点まで走ってみなくちゃね。

 

帰りのルートを思案しつつ、ダムの駐車場から国道に戻る途中で見かけたのは…

道端に、いっぱい咲いてたこの可愛い白いお花。

すぐ近くには…

こんな可愛いお花も。

でも、この時ワタクシが身を乗り出していたガードレールの向こう側、ものすごく急峻な斜面で。

それに気づいた途端に足がすくんじゃって。

いい歳したオバサンが、ひとりで旅をするんだから、もっと注意深く落ち着きのある行動をとらなくちゃね。

 

ダラダラ長い記事におつきあいありがとうございました!

 

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今回は、ともあれ太平洋側に出て帰宅することに決めたので、道の駅そうまを目指して走行中に。

漠然と

「近いんじゃないのかな」

と思っていたアイスクリームの

『まきばのジャージー』さん

を発見!

大好きなNHKの番組

『72時間』

で見て以来、行ってみたかったのよね…

が、しかし。

駐車場には車やバイクが、店舗前には人が溢れる大盛況。

こんな時、ひとり旅はメッチャ不利。

『車で待ってるから、買ってきて~』

と頼めないし。

 

また来るさ…

と断念して、国道6号線へ。

 

次なる目的地は、浪江町の

『ぽてと』

さん。

ここも、

『72時間』で知ったお店。

4月に、夜ノ森の桜を見に来た時に、お弁当を購入したところ、とっても美味しくて。

今回も、ここでお弁当買って、遅いお昼を景色のいい場所で…

と思ったけど。

まさかの休業。

…ワタクシ自身もお休みを頂いておりますし、文句はないんだけど。

いいのよ、ここにもまた来るさ…

 

というワケで、次に向かったのは道の駅『ならは』

のお隣の豚丼屋さん。

初めて道の駅『ならは』に立ち寄った時に、お隣に真新しい感じの建物がありまして。

それが豚丼専門店

『豚壱』

さん。

それからというもの、道の駅『ならは』に立ち寄るたびに、気になっていたものの。

ずっと営業はされていないようで、残念だったのではございますが。

4月に夜ノ森を訪れた帰り道、営業されているのを知ったけど…

その時には、浪江の『ぽてと』さんのお弁当を頂いたばかりで、お腹いっぱいだったという間の悪さ。

 

で、今回初めて、念願の豚丼を頂く機会が!

豚丼単品 ¥990也。

なかなか良いお値段…とは思うけど。

厚めのお肉に美味しいタレのお味。

10年越しの念願だった豚丼、大満足でしたわ。

ごちそうさまでした!