その後も、趣ある脇道を発見して、写真撮って…を繰り返し。
地滑りの跡なのかしら…
謎すぎる空間が。
これはいったいどうしたこと。
崩れちゃったのかな…
確かこの鳥居の看板は、立小便禁止の意味だったような記憶が…
発見した場所は、道路が少し広くなった場所の隅っこ。
平坦に見えるけど、なかなかなアップダウンが続く道。
しばらく進むと、だんだん耕作地が増えてきて…
こんなきれいな川と街並みが。
快晴無風ゆえの水鏡。
街並みも背景の山もホントにきれい。
国道脇の山の斜面には…
紫がかった白い藤が、文字通り雪崩をうつがごとくに咲いていて。
しかも発見してしまったのよ…
なんだか楽しそうな階段が、山の上へと続いているのを。
道の端っこに愛車を無理やり止めて、写真撮ってたワタクシに、自転車に乗った通りがかりの少年が
『おはようございます』
って挨拶をしてくれて。
ジャージ姿にヘルメットだったから、部活に行くところだったのかな…
なんか、気持ちいい朝でしたわ。
ここは月舘町。
看板に見入っていたワタクシに、今度は杖をついた人生の大先輩が
『おはよう』
って。
ひとり旅って気楽だけど、声をかけて頂かないとワタクシ、一日押し黙ったままになってしまうのだわ…
普段のワタクシが
「口から生まれたペラペラ星人」
であるのをご存じの方は、信じてくれないかもしれないけど。
水を張って、田植えを待つばかりの田んぼ。
よく見ると、小さな足跡がいっぱい。
きっと、水張り前に、四足歩行の誰かが歩き回っちゃったのね。
そして、ここで、この旅最大の…というか最恐の敵に遭遇!
これは…蛹ってヤツね。
ツルっと無機質な見た目といい、意外としっかり固い触感といい、ブキミさ満載。
なんで触感知ってるのか…って?
以前、バイトに行った店舗で、クソガキ(あら失礼)が、積み上げてあったカブトムシの幼虫が入ったケースを大量に倒しやがって。
買ってくれと親を相手に泣き喚いて、言い分が通らなかったので傍らのケースをぶっ叩くという暴挙に出たのよ…
そのせいで、飛び散ったケースの中身がワタクシにまで飛んできて。
着ていたパーカーのフードに、幼虫が入っちゃったのですわ…
幼虫の受難を気の毒がる余裕も持てなかった当時のワタクシ。
今も同じだと思うけど。
もートラウマ級の出来事でしたわ。
山間部から街中に入って、車の台数も増えてきて。
行く手には、雪を頂いたきれいな山が。
磐梯山かしらね…
よくわからなくて、申し訳ないことでございますが。
この周辺は、ほぼ下調べ無しで走り出してしまったもんで。
農業用水なのかな…
溜池の畔にも、藤の花が。
水面に触れんばかりの花房。
やっぱり、この野性味溢れる凶暴な藤が大好きだわ…
と思う一方で。
藤に絡みつかれる木に生まれなくて良かった…とも思ってしまうのだけど。
次の目的地で、今回のひとり旅は終了になるな…
と思いつつ。
ついさっきまで、前後にいた車もいつの間にかいない…
対向車も来ない…
ま、いいけど。
のんびり走っていたら、突然目に飛び込んできたのは、このお社。
神社の向かい側に、ちょっとだけ空間があったので愛車を停めて、お詣りをば。
小鳥の声しか聞こえない…
神社の名前を写真に撮り忘れてしまうという痛恨のミス。
でも、なんだかとっても落ち着く場所でしたわ。
愛車を停めた脇に、咲いていた赤い椿。
なんか、とても雰囲気の良い神社でしたわ。
特に理由はないけど…なんか、暖かく迎えて頂いた感じで。
気づけば、すっかり山奥感満載な景色が続く…
この川は摺上川かしらね…
こわごわ、橋の下を覗いてみると、すごい急流。
でも、ものすごくきれいな水。
そして、ワタクシのちっこい軽自動車でも、
「対向車が来たらなんとしよう…」
と思ってしまう狭くて急な坂道が続く…
ところどころガードレールが無い場所を通るたびに、
「ここで転落したら、ワタクシどうなる?」
なぞの不吉な想像をしてしまったりして。
でも、苔だの落ち葉だので、いかにも滑りそうだったし…
この旅の最終目的地を前に、GoogleMapさんの指示で摺上川を渡って…
橋の下には、きれいだけど落ちたら即死間違いなしの大きな岩が!
ダムの堤体脇の駐車場を目指して走る途中で見えたのは…
頂上に、一列だけ木を残したのかしらね…
なんか、薄毛に悩んでいそうな山が。
車を止めて眺めていたら、なぜかお留守番中のアホ亭主を思い出してしまったりして。
そして、行く手に現れたのは、こんな山奥に、ヤケに立派な斜張橋。
渡った先が、摺上川ダム。
石を積み上げた堤体が、とってもきれい。
が、痛恨のミスに気づいたのはこの時。
明らかに、管理事務所は堤体を渡ったその対岸。
見えてはいるけど、遠いのよ…
おトイレに入りたくても、冷たい飲み物買いたくても、堤体の上をせっせと歩いて対岸まで行くしかない…
で、行ったら帰ってこなくちゃならないのよね。
ダムの堤体の反対側、放水される先はこんな眺め。
もちろん、放水された水は、ちゃんと水路を流れていくワケで、そっちには水力発電所もあるみたい。
下は公園になっていて、そちらにも大勢の人が。
ダムの対岸の駐車場には、けっこうな台数の車が。
ワタクシが止めた方には、3台しかいなかったぞ…
水路に渡したケーブルには、元気に泳ぐこいのぼりが!
きれいな水鏡ができるほどの無風だった市街地とは対照的に、涼しい風が吹き上げてくる水路。
歩行者用の橋を挟んで、2列に飾られた鯉のぼりたち。
どっちも元気に泳いでる…
が、ケーブルに絡んじゃってる残念な鯉も数匹。
ようようたどり着いた場所は…
インフォメーションセンター。
ダムの構造などなど、詳しい解説が展示されていて。
ワタクシはおトイレをお借りして、ホッとひと息。
とってもきれいなダム。
石積みの堤体も、水路のゲートも、絶妙なカーブを描いていて。
このダムは、オーバーフローになると自然に排水するらしい…
黒部ダムや宮ヶ瀬ダムみたいに、クレストゲートから景気よく放水するわけじゃないのね…
実は、今年に入ってから、ダムカードをコレクションすることにいたしまして。
この日も、カンカン照りの下、なんで堤体をせっせと管理事務所まで 歩いたかというと、ダムカードが目当てで。
インフォメーションセンター受付の親切な女性から、念願のダムカードを頂くことができて大満足。
実は、この前日にも、小玉ダムまで行ってみたんだけど。
残念ながら、小玉ダムでは平日のみの配布だそうで。
首尾よく目的を果たして、またせっせと愛車へ戻る途中で。
やっぱり、出るのね…
恐ろしいことに。
ここ、摺上川ダムが今回の旅の終点。
寄り道三昧だったから、あんまり距離は走れてないけど。
国道399号線、今年中に終点まで走ってみなくちゃね。
帰りのルートを思案しつつ、ダムの駐車場から国道に戻る途中で見かけたのは…
道端に、いっぱい咲いてたこの可愛い白いお花。
すぐ近くには…
こんな可愛いお花も。
でも、この時ワタクシが身を乗り出していたガードレールの向こう側、ものすごく急峻な斜面で。
それに気づいた途端に足がすくんじゃって。
いい歳したオバサンが、ひとりで旅をするんだから、もっと注意深く落ち着きのある行動をとらなくちゃね。
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今回は、ともあれ太平洋側に出て帰宅することに決めたので、道の駅そうまを目指して走行中に。
漠然と
「近いんじゃないのかな」
と思っていたアイスクリームの
『まきばのジャージー』さん
を発見!
大好きなNHKの番組
『72時間』
で見て以来、行ってみたかったのよね…
が、しかし。
駐車場には車やバイクが、店舗前には人が溢れる大盛況。
こんな時、ひとり旅はメッチャ不利。
『車で待ってるから、買ってきて~』
と頼めないし。
また来るさ…
と断念して、国道6号線へ。
次なる目的地は、浪江町の
『ぽてと』
さん。
ここも、
『72時間』で知ったお店。
4月に、夜ノ森の桜を見に来た時に、お弁当を購入したところ、とっても美味しくて。
今回も、ここでお弁当買って、遅いお昼を景色のいい場所で…
と思ったけど。
まさかの休業。
…ワタクシ自身もお休みを頂いておりますし、文句はないんだけど。
いいのよ、ここにもまた来るさ…
というワケで、次に向かったのは道の駅『ならは』
のお隣の豚丼屋さん。
初めて道の駅『ならは』に立ち寄った時に、お隣に真新しい感じの建物がありまして。
それが豚丼専門店
『豚壱』
さん。
それからというもの、道の駅『ならは』に立ち寄るたびに、気になっていたものの。
ずっと営業はされていないようで、残念だったのではございますが。
4月に夜ノ森を訪れた帰り道、営業されているのを知ったけど…
その時には、浪江の『ぽてと』さんのお弁当を頂いたばかりで、お腹いっぱいだったという間の悪さ。
で、今回初めて、念願の豚丼を頂く機会が!
豚丼単品 ¥990也。
なかなか良いお値段…とは思うけど。
厚めのお肉に美味しいタレのお味。
10年越しの念願だった豚丼、大満足でしたわ。
ごちそうさまでした!