振り返ってみれば、わが家で暮らしたのは2021年12月の終わりから2022年11月の初めまでだった、可愛いいーちゃん。
歩くのは不自由になっていたけど、元気だった春には、いっしょにいっぱいお花見に出かけて。
撮影:2022年3月
数少ない、いーちゃんの笑顔の写真。
たいてい、真顔でまっすぐカメラ目線…
だったいーちゃんだけど。
この日はいろんな表情を見せてくれて。
が、母は慢心していたのであった。
愛娘が当然、ずっと笑顔でいてくれると思い込んで連写しまくっていたけど。
撮影:2022年3月
まさかの
「アッカンベー」
が。
いくら誰も見ていないとはいえ、目の前で母がずっと奇声を張り上げて
『いーちゃ~ん!
こっちだよ~
あ~可愛い!
もっとこっち見て~』
なんてやられた日には、こっ恥ずかしいやらウザいやらで、アッカンべーくらいしたくなるってもんだわね。
いーちゃんの写真を撮ったのは、わが家のお墓のある巨大霊園の片隅。
ソメイヨシノがたくさん咲いてる中、何本かヤマザクラも咲いていて。
いーちゃんがバックにしているのは、ヤマザクラの花。
昨日の暖かさで咲いたかしらね…。
撮影:2021年3月
そしてこれは、その前年、もも坊やと霊園のヤマザクラ。
もうヤマザクラのお花はあらかた散ってしまっていて…。
この半月くらい前から、自力での歩行ができなくなってしまっていたもも坊や。
思うように動かない身体がもどかしいのか、イライラモードだった愛息子。
そんな愛息子を見るにつけ、無力感に打ちのめされる母も暗い顔をしてばかりで。
もも坊やにはますますつらい思いをさせてしまったに違いない…
でも、この日は…
撮影:2021年3月
愛息子のバギーのふちに、くるくる回りながら落ちてきたソメイヨシノのお花をキャッチして並べて。
撮影:2021年3月
『ももちゃん、お花、ぐるっとバギー一周するくらい集まるかな』
なんて話しながら歩いていたけど。
あたたかい春の風に吹き飛ばされちゃったお花もあったけど、大半はもも坊やのお顔のところに吹き寄せられて…
久しぶりに、もも坊やと二人で、のんびり午後を過ごすことができた日。
歩けなくなったとか、ご飯を自力で食べられなくなったとか、愛息子の変化に日々ドンヨリ…だったけど。
失ってしまったものに目を向けてないで、これからもも坊やと一緒に、毎日をどうやって楽しく過ごしていくか…
発想の転換が自分にできていなかったことに、改めて気づいたのがこの日のお散歩だったっけ。
ホントは、桜の時季に撮ったライムちゃんとハナコ大先生の写真もたくさんあるんだけど…
この巨大霊園をはじめいろんな場所で。
ウチにワンコがいた頃は、毎日写真撮りまくりだったから、月イチでデータを外付けHDDに移動しないといけなくて。
もうスマホには残ってないのよね…
ワンコがいなくなって、何が一番変わったかといえば、日々撮る写真の枚数が激減したことかしらね…。
わが家のプランターで元気を取り戻してくれたムスカリも、いっぱい花をつけていたけど。
まさかの撮り忘れ。
来週になったらまた、一人花見に行かなくっちゃね。
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