ずっと一緒に | ライムとハナコと、ときどきカッパ

ライムとハナコと、ときどきカッパ

気が向いたときに、書きたいことを書きます。
本当に、テキトーに…。
家族の日記代わりなので、しょうもない内容とクオリティの低い写真につきましては、ご容赦ください。

昨年末、まるで天の啓示のごとく、あたかも天女が舞い降りるがごとく、突然わが家にやって来た可愛い可愛いいーちゃん。
いーちゃん、このほど正式にウチの子になりました。
 
12月24日、クリスマスイブに茨城県の保健所を卒業したいーちゃん。
保健所ではテトちゃんと呼ばれていたいーちゃんは、保健所卒業時に保護主さんから新しく
『いろりちゃん』
という名前をプレゼントしてもらって。
 

この写真は、いーちゃんがわが家に到着してすぐ。

ねむねむモードのいーちゃんを撮った、記念すべきいーちゃんの写真第一号。

前日に初期医療を終えていたいーちゃん。
わが家に到着したのは夜だったし、もう疲れちゃってたんだね…。
 
 
保護主さんからは、ご飯や紙おむつも託されて。
『持参品いろいろあるね…
いーちゃん、すごいね』
と話しかけたけど。
うれしくないお供の方が、まだこの時にはいーちゃんと一緒にいたのであった…。
 
わが家にやって来た翌日には、出勤するワタクシによって、お留守番ケージにいれられちゃったいーちゃん。
前夜一緒に寝たカッパさんを、睡眠不足で悩ませるほど、一晩中歩き回っていたといういーちゃん。
出勤していくワタクシを横目に、眠そうな表情。
 
帰宅したらワンコがおウチで待っていてくれる…
1か月ぶりに猛ダッシュで帰宅してみたら。
良い子でお留守番してくれていたいーちゃんをお庭にリリースして、サークルを片付けて…の最中に。
発見したのは、どう考えても嬉しくない、お供のこのお方。
真冬でも、こんなお供を連れていたなんて。
お外で暮らしている子達の過酷な環境を思わずにはいられない…。
幸い、病院でつけてもらったノミダニ薬が効いたんだね。
 
甲状腺機能低下症でフィラリア強陽性のいーちゃん。
膀胱炎に謎の下血に、止まらない青っ洟。

持参品の中にはもちろん、いーちゃんの

お薬もいろいろ。

甲状腺ホルモン剤とビブラマイシンの服用も既に始まっていて。

幸い、お薬を飲むのは嫌がらないいーちゃん。

むしろ大好きなオヤツに隠すと、ワタクシの指まで食べちゃう勢い。

 

それにしてもまあ、なんと目ヂカラのある子でしょう…

というのが、カッパさんとワタクシの実感でして。

時折、こちらの気持ちを見透かすかのようなまっすぐな眼差しで見つめられちゃうと、いくらワタクシがオバチャンでも照れちゃうわ。

 
ヒョウ柄のお洋服(我が家での呼び名は「大阪のいーオバちゃんルック」)でやって来たいーちゃん。
白い毛並みにヒョウ柄のお洋服、それに赤いハーネスとリードが良く似合う、どんぐりおめめの可愛い女の子。
…まあ、おばあちゃんではございますが。
 
洗い替えのお洋服が無い!
と、少々慌てるも、わが家には着る子がいなくなったワンコ服がいろいろあるのを思い出して…
ライムちゃんのセーターを着せたら、なかなかお似合い。
ハナコ大先生のお洋服も着られるので、とっても助かったけど。
本来なら、体重は15㎏くらいあってもいいはずのいーちゃん。
わが家に来た時には6.8㎏しかなくて。
お友達が高栄養のフードをたくさん、いーちゃんにとプレゼントして下さったので、モリモリ食べてグーグー寝るのが当時も今もいーちゃんの重要なお仕事。
 
残念ながら、1人でご飯を上手に食べられないいーちゃん。
昨年10月に茨城県の保健所に収容されて以来、2ヵ月であっという間に体重が減ってしまったいーちゃん。
手足がグラグラしちゃうから、上体を支えてうまく屈みこんでご飯を食べることができないし、お口の中も痛かったらしい。
嚥下にも問題があるので、飲食中に噎せちゃうのもしばしば。
なので、ご飯タイムには、ワタクシがいーちゃんを左腕で支えて左手にフードボウルを持って。
右手に持ったスプーンでいーちゃんの口元にご飯を持っていく方式。
スプーンに食らいつく勢いで食べてくれるのも、ただただありがたい。
この辺りは、幸か不幸か、愛息子もも坊やが寝たきりになっていくプロセスで身に着けたノウハウがありまして…
カッパさんにもワタクシにも、なんとか対応できて良かった良かった。
ともあれ、下痢だけはさせないように…
と気をつけてはいたけど。
幸いにして、下痢は今日に至るまで、ただの一度もないいーちゃん。
不肖の母としては、丈夫ないーちゃんのお腹に、ただただ感謝あるのみだわ。
 

そして、わが家でお正月を迎えたいーちゃん。

初詣は、カッパさんの抱っこで茅の輪の前でパチリ。
ライムちゃんのお下がりの赤いコートが良く似合う…。
 
そして、拝殿前のお約束。
カッパさんによる強制ナムナム。
ライムちゃんもハナコ大先生ももも坊やも、そしていーちゃんもこの強制ナムナムの時には、申し合わせたように困惑顔をワタクシに向けてくるのはなぜ…。
 
 
足腰が弱くなってしまっていて、長い距離は歩けないけど。
目に見えて、いろんなものに興味を持ち始めたのはこの頃。
音はしっかり聞こえているらしいけど。
目の前を通り過ぎる電車を見ても、動じないあたり、意外と大物か。
 
残念ながら、基礎体力が無いので、ちょっと動くとすぐ眠くなっちゃうけど…。
 
いーちゃんの寝ている隙に…
と、人類がオヤツなんか食べ始めようもんなら
毛布の影からしっかり人類を凝視していたりして。
なかなかに油断のならない女子。
可愛いいーちゃんのおかげで、もも坊やがいなくなってしまった喪失感から少しずつ立ち直ることができたのも、この頃からだった。
こうして身近にワンコがいてくれると、ムリヤリ笑おうと思わなくても自然に笑顔になれるし。
喪失感が大きい分、もも坊やにしてあげられなかったことを、せめて少しでもいーちゃんには…
と、ズボラなワタクシにしてはマメにお世話ができたかも。
 
寒い寒い真冬の間は、ひなたぼっこでビタミンDを補給して頂いて。

もも坊やが亡くなる数日前に、せがれのお腹を温めてもらおうと買ったけど、一度も使わずじまいだった腹巻も、ようやく出番を迎えて。

 

当時のいーちゃんは、ベランダの柵の隙間よりも、ずっと身体が細くて。

うっかりすると柵の間から転落しそうで片時も目を離せなかったけど。

…今も、本人がその気になれば、ベランダの柵の隙間は通れそうで、放っておくのも怖いのではありますが。

 

徐々に、喜怒哀楽が表情に…というよりも目に出るようになってきたいーちゃん。

たまに、思うようにオヤツがもらえなくて、ムッとしている時もあったりして。

 

でも、寝顔はホントに可愛いのよね…

こんなリラックスした表情を、随所に見せてくれるようになってきて。

お散歩の時にも、当初はただ足を運ぶだけ…の状態から、周囲をキョロキョロ見回すようになって。

のんびり歩いていたいーちゃんが…

カモさんの存在に気づいた瞬間の貴重な写真。

それとなくカモさん達に接近していくそぶりも。

もちろん、カモさん達の逃げ足の方がずっと速いんだけど。

 

初めて歩く公園でも、物怖じしないで歩いてくれるし。

まあ、認知症が始まっているのは確かなので、状況をどの程度把握して行動しているのかは微妙ではありますが。

 

わが家で、冬の味覚を満喫してくれた…のかな、いーちゃんは。

カッパさんがお取り寄せした

「不揃いミカン」

に興味津々のいーちゃん。

そんなに喜んで食べてはくれなかったけど。

 

そして、初めてあげた時にはガン無視だったけど、今では大好物になったのが…

ウチの子達の冬のオヤツの定番、ヤキイモ。

 

毎日朝晩のご飯に加えて、夜食にヤキイモを1本平らげていたいーちゃん。

そのおかげかあらぬか、当初は安定しなかったお通じもサイクルも、1日~1.5日に1回のペースに落ち着いてくれて。

可愛い寝顔で、ワタクシを癒してくれる一方で…

手に持ったまま油断していた干し芋を、ワタクシの手から奪い取って行ったり。

この日を境に、

『ごるぁ!

いーたろう!

何をするんじゃ~!』

と、ワタクシに怒られるような事態も起こり始めて。

いーちゃんには、新たに

「いーたろう」

という呼び名も。

 

ちょっとヤンチャな側面が見え始めたので、期待を込めて買ってきたボールは、もちろん100均の製品だが。

いーちゃんは、そこに枕としての用途を見出したようで。

 

ヤキイモの食いちぎり方も、とっても上手になったし…

ま、ヤキイモに関しては、食べるというよりヤキイモに襲いかかるといった雰囲気で。

 

家の中では、どこでも気が向いた場所で寝てもかまわないのだと悟ったり。

 

ライムちゃんとよく一緒にお散歩した、外環道沿いの遺構「赤山陣屋跡」にもお出かけして。

階段や坂道が多いから、当初から不安はあったけど。

案の定、ずっと続く階段を見たらテンションだだ下がりだったみたいで…。

フリーズする…という抵抗方法を見出したり。

座り込みなんかもしちゃったり。

 

この当時は、段差のある場所も、けっこう自由に歩けるようになっていたんだけどね…。

 

ワタクシの顔を覗き込むように見ては、自己主張をしっかりしてくるようにもなって。

わが家の冬の風物詩、ベランダでシマシマ犬にもなってくれて。

 

病院からOKが出て、わが家で初めてのお風呂。

初期医療の時に、病院でキレイにフキフキしてもらったけど、まだ、そこはかとなくかぐわしい香りがしていて。

メディカルアロマのせっけん水で、週に1回くらいのペースで全身を拭くようにはしていたけど。

 

カッパさんに丸洗いしてもらって、いーちゃんもスッキリ。

タオルで包んで抱っこしたら、とってもゴキゲンになっちゃって。

そのまま瞬時にうとうと…。

身体に染みついたニオイが落ちて、ホッとしたんだろうね。

ニオイと一緒に、つらい記憶も全部洗い流しちゃえれば最高なんだけど。

オヤツやミルクの大盤ぶるまいも、いーちゃんにとってはうれしいサプライズだったよね…。

カッパさんにとってもワタクシにとっても、もう、欠かすことのできない大切なわが家の一員となったいーちゃん。

 

いーちゃんと暮らして3か月近く経って。

まもなく春を迎えようという時季には、もう、いーちゃん無しでの暮らしなんて考えることはできなくなってしまっていて。

シニアだし、ヨレヨレといえばヨレヨレだけど。

でも、可愛い可愛いいーちゃん。

一緒にいるだけで笑顔になれる、大切な存在。

…ライムちゃんやハナコ大先生、もも坊やをはじめウチの子達みんながそうであったように。

アニーズわんにゃんの森わんsママさん、いーちゃんを助けてくれてありがとうございます。

そして、いーちゃんを、わが家の子にと託して下さったことにも、改めて心よりお礼申し上げます。

また、保健所収容時のいーちゃん(当時の名前はテトちゃん)にお心を寄せて下さった皆様、本当にありがとうございます。

皆様より賜りました応援とご厚志のおかげで、

「看取り」

と言われて保健所を卒業したいーちゃんは、この春を迎えることができました。

お預かりすることになったいーちゃんが、わが家にやってきた日の朝には、

『今夜からウチにワンコさんがやって来る』

なんて考えもしていなかったけど。

これこそが、まさに

「ご縁」

というものかも…と思ってしまったりもして。

可愛い可愛い、大切ないーちゃんと一緒に。

いーちゃんの可愛い笑顔を励みに、不肖の飼い主もがんばっていきます。

これからも、ご指導・ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

 

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