先週末のこと。
ほぼ、半年ぶりにエクストリームに参加すべく、わが家が向かったのは会津若松。
お天気にも恵まれて、ライムちゃんものんびり走れて。
無事完走はできたけど、今回も安定の最下位。
1年ぶりに、お友達にも再会！
アフガンハウンドのザクロちゃんは12歳。
今も、若いワンコさん達と同じ高さのバーをきれいにジャンプしちゃう美魔女アスリート！
ライムちゃんはといえば…
齢17歳になんなんとする現在も、おじいちゃんに間違われちゃうおばあちゃん。
…ま、この年齢で、腎臓病で、膵炎治りかけで、それでも若いワンコさん達にまじって、ケガもせずに走ってくれるんだから、何も言うことはありませんわ。
ただ、今回は、パンクという思いもかけないアクシデントに見舞われちゃって。
猪苗代湖に寄り道しようというモクロミも潰えてしまって。
ともあれ、会津若松市内でタイヤ交換…と出かけた量販店のお隣にあったのは。
喜多方ラーメンのお店、来夢（ライム）さん。
間に合えば、てんこ盛りのソースカツ丼を頂こうか、それとも昔美味しく頂いたお豆腐料理のお店を探してみようか…なんて思ってたけど。
「ライム」
という文字をわが家が見てしまったら、そりゃ寄らないわけにはいかんでしょ～。
というわけで、カッパさんはネギ醤油のラーメン。
私は、チャーシュー麺。
結局、会津若松市内も猪苗代湖も、観光しそびれちゃったので、思い切って太平洋側まで抜けてからお泊りすることにして…。
道の駅南相馬にするべきか、はたまた道の駅ならはにするべきか…
結局、少しでも自宅に近い方が…と、道の駅ならはへ。
楢葉町の道の駅周辺は、国道６号線から見える民家の窓に灯りが見えて、なんだかうれしい。
とは言っても、途中通過した帰宅困難地域では、民家への入り口にバリケードが設置されたままで、周辺は真っ暗。
まだまだ、復興なんて絵空事なんだな…と思ったり。
道の駅ならはは、以前は建物の半分が双葉警察署の仮庁舎になっていて、駐車場には警察車両が止まっていたり、深夜のおトイレでオマワリ屋さんと鉢合わせしそうになってびっくりしたり。
『仮庁舎解消されて、オマワリ屋さんがいなくなっちゃったら、ちょっと怖いかも。
だって、道の駅自体が営業してないことに変わりはないんだし…』
なんて、カッパさんと話しつつ到着した道の駅には、今も警察署の仮庁舎が。
なんだか妙にホッとしたりして。
…唯一、道の駅で再開していた機能、おトイレが、まさかの改修中で仮設。
一晩中灯りの点いてるおトイレの前は、女郎蜘蛛の巨大な巣がいっぱい
ユーレイの方がまだ、可愛げがあるかも。
あ、おトイレの工事は９月下旬までの予定だそうだから、今行くとリニューアル後のキレイなおトイレに一番乗りできるかも
翌朝は、自宅へ帰りがてら、寄り道三昧。
道の駅から国道６号線を渡って、海の方へ向かってみると…
稲刈りが終わった田んぼがある一方で…
耕作出来なくなってしまった農地に、草が茂っているのが見えたり…
除染で出た廃棄物を積んであった場所の名残もあるし…
まだまだ、原発事故の爪痕が深く残っていて。
でも、そんな中、たまたま通りかかったここで、思いがけなくほっこり気分にさせてもらえた！
電気柵が巡らされたこの田んぼ。
こんなに凝った田んぼアートが！
国道６号線が通行できるようになってから、通りがかりに見かけていた景色。
丁寧に耕作された農地が、草ぼうぼうの荒蕪地に変わり果てているのを見るのが辛かったけど。
同じような気持ちになっても、ただ見ているだけのワタクシと違って、こんなステキな田んぼアートを作ってしまう人もいるんだよね…。
自分にできることは何なのか、もっと考える余地があるのでは…と穏やかに諭された気分でしたわ。
それにしても、この電気柵ったら…。
野生動物除けなのか、不届き者が立ち入るのを防ぐためなのか。
この田んぼアートのすぐ脇の斜面には…
彼岸花の群生が。
彼岸花って、忌まわしいものみたいに言われることもあるけど、ワタクシは大好き。
精巧な細工物みたいで、とってもきれい。
今年も、巾着田に彼岸花を見に行くことはできなさそうだけど。
でも、この彼岸花たちは、なんだかワタクシのために咲いてくれてるみたいで愛おしい。
まだ海岸沿いは堤防工事継続中で、通行止めになっていて、近づくことはできなかったけど。
思いつきで走ってみた道で、思いがけない発見がいろいろ。
今は日本中に、復興途中の場所、再建途中のものがあるんだよね…。
できるだけ、その場所を自分の足で訪れて、自分の目で見てみないとね。
エクストリームは（今回も）最下位に終わったけど、いろんな発見に満ちたステキな旅でした！
