本日は、所用でお仕事をバックレて。
出かけた先は埼玉県。
ま、わが家から車で10分も走れば、千葉県にも埼玉県にも行けるんだけどね。
行ってみた…
というか、正確には通りかかったのはここ。
越谷市…なのは間違いない。
越谷市役所とか、県の出先機関の建物があるし。
昔、車で外回りの仕事をしていた時代には、この地域が営業エリアだったこともあったけど。
当時から、こんな景色だったのかな…。
残念ながら、当時の記憶は全く出てこない。
川の中には、シラサギ…じゃなくて、コサギなのかゴイサギなのか。
白い鳥が二羽。
鳴き交わしながら上空を飛び回る、三羽カラスの皆さんも。
土手の上は、どうやら藤棚が続いているらしい…。
花が咲いてる時季には、キレイだろうな…。
空を見上げれば、いつの間にか青空。
家を出るときには、ドンヨリした空が気になって、洗濯物全部室内に移動しちゃったよ…。
ライムを車内に残していかなきゃならない用事だったし、連れてこなかったのよね。
こんな場所をお散歩したら、喜んだだろうに…。
そんなことを思いつつ、周囲を見回して発見しちゃったのはコレ。
この、飛び石状の橋を渡れば、対岸に行かれるじゃん!
勇んで向かったのは、近くに見えていた階段。
藤の葉っぱなのか…
落ち葉の吹き溜まりを見ると、やっぱり思い出すのはハナコ大先生。
とは言え、この階段を下りるのも、あの飛び石状の橋を渡るのも、ハナコ大先生は断固拒否だろうけど。
上流はこんな景色で…
下流はこんな景色。
渡り始めてみれば、石(というより、コンクリートだわね)意外と間隔が狭く配置されてるから普通の歩幅で歩けて楽ちん…。
残念ながら、流れてる水はあまりキレイではなさそう…。
生活排水も入ってるのかな。
ところどころに、こんな桜の踏み石があったりして。
飛び移るのも難しそうだわね。
うっかり踏み外したら、足がグチャグチャのぬかるみにハマっちゃうかも…
と思いながら見ていて、ふと気づいたのは。
足元に生い茂ってる植物の正体。
俗に言う、ひっつき虫。
オナモミってヤツだ…。
子供の頃空き地でコイツを発見すると、みんなで競って取って来ては、互いに投げ合って戦争ごっこをしたもんだ…。
髪の毛に絡まっちゃってどうしても取れなくて、そのまま家に帰ってメチャクチャ怒られたり。
昭和の時代のクソガキ共には、自然が用意してくれる最高の遊び道具だったのよね…。
とは言え、スカート着用のワタクシ。
本日おろしたての黒タイツ(160デニールの裏起毛よ)に、コイツがくっつく前に気づくことができたのは神の恩寵か。
そう考えたら、今日、ライムちゃんを連れて来ていなかったのもまた、天の配剤かもしれない…。
本気でそう思いたくなるくらい、足元にはびこるオナモミども。
カエルさんの形の踏み石発見!
このくらいの間隔なら、飛び移れそうだったけどね…。
濡れたコンクリートも、滑ることあるしね。
たぶん、周囲の建物からは、一人でこんな吹きさらしを歩いてるワタクシの姿は丸見えのはず。
いえ、どうせ誰もワタクシのことなんか見ちゃいないのはわかってますけどね。
そう思いつつ、踏み石の橋を渡り切って…
目の前の石段を上がってみることに。
この先に、もう1本川が流れてるはず。
左側が今渡ってきた川。
右側は元荒川。
残念ながら、元荒川を渡る橋は、近くに見当たらず…
もと来た橋を渡って戻ることに。
オナモミに触らないように、恐る恐る不必要な大股で歩きつつ、ふと思い出す諺。
『板子一枚下は地獄』
う~ん…
一歩踏み外したら、ホントに大変だわ。
うっかり転びでもしたら、全身にへばりつくオナモミで地獄見ること間違いなし。
文字通りのオナモミ星人になっちゃいそう。
このオナモミ地獄を渡り終わる頃に、改めて気づいて驚愕!
見渡す限り、たぶん全部オナモミ。
なんて恐ろしい…。
オナモミの実ができてない時季なら、ライムちゃんをここでお散歩させたいとは思うけど…。
この光景を思い出したら、たとえ別の季節でも、二の足踏んでしまいそう。
…ところで、ここって、犬のお散歩禁止じゃないわよね。
後で調べてみなくちゃ。
そんなことを考えつつ、藤棚の下の遊歩道に上がると…
目の前1.5メートルくらいの距離にカラスが1羽。
こっち見ながら、喉の奥でグルグル言ってる。
昔々、ホンの短い期間だけ一緒に暮らしたカラスの子が、こんな声で甘えてきてたっけ…。
とはいえ、このカラスが私に甘えていると思うほど、楽観はできないのだわ。
カラスって、想像以上に頭がいいし、怖いところもあるしね。
近くの植え込みには、ミイラと化したユリも。
晩秋の一人お散歩…と洒落込んだけど。
やっぱり、新しい発見には、ライムちゃんが一緒にいてくれないと楽しさ半減だわ。
…とは言え、あのオナモミ地獄だけは、絶対歩かせたくないけどね。