見下ろせば…
ジャングルに潜む兵士のごとく、天然カモフラージュの効いたライムちゃんの姿が。
野性児はやはり、野性になじむようにできてるのね…
と、今更ながら感心したのもつかの間。
ツツジの葉っぱを食べてる…
ってことは、また胸焼けライムちゃん
案の定…
ベンチに飛びのって、届く範囲の葉っぱをムシャムシャ。
去年は、植木屋さんに手入れをお願いするタイミングが悪かったのか良かったのか…。
バッサリ透いてもらった庭木は、どれも葉っぱがまばら。
このところの霜にやられちゃった菊も、すっかり葉っぱが茶色くなっちゃって。
ライムちゃんが食べられる葉っぱはもう、ツツジくらいしか残ってないけど…。
そのツツジも、まだ新芽から柔らかい葉っぱが出るまでには、もう少し時間かかりそうだし。
いや、そもそも、胸焼けさせちゃうのが、いかんのだよね。
でもさ…
昨夜から、カッパさんがライムちゃんを甘やかし放題で。
煮豆は食べさせるわ干し芋もあげるわ、果ては自分が口に入れてたのど飴の小さな欠片まであげていて。
怒り狂う私をヨソに、
『ぐまはひどいな～。
パパは何でも、ライムと半分こしたいのに』
ライムまでが、
『そんなコト言うなんて、それでも人間なの～
』な眼差しを私に向けてくるし。
結局わが家、いつものごとく、三者三様に
「なんか、不当に扱われてる感」
が充満する日曜日の朝だわ…
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