初心に戻って | ライムとハナコと、ときどきカッパ

ライムとハナコと、ときどきカッパ

気が向いたときに、書きたいことを書きます。
本当に、テキトーに…。
家族の日記代わりなので、しょうもない内容とクオリティの低い写真につきましては、ご容赦ください。

一夜明けたら、絶不調のハナコ大先生。
昨夜の就寝時までは、普段と全く変わりなかったのに。

ベッドからもはみ出して、のべ~っと長くなった味のある寝相。
でも、2012年の年明けに、いきなり死にそうになっちゃってた時も、前夜までは普通だったし…。
ものすご~く気になったので、急遽会社を休んで、動物病院へ。
(どヒマな潰れかけのわが社よ、こんな私を雇っててくれてホントにありがとうあっかんべー

ゼイゼイ苦しげな息と、食事も摂らないという、ハナコ大先生にあるまじき事態。
『気管虚脱が悪化しちゃったのね~』
と、慌てて受診。
病院に着いて、受付するなりハナコは酸素室へ。

レントゲン撮ったら、肺炎と判明。
誤嚥によるものなのか、細菌感染によるものなのか…。
肺のあっちこっちに影が。
続けて受けた血液検査では、肝機能はかなり改善。
白血球の数値は、通常に比べてさほどの変化なし

昨日まで、普段と変わりなかったのに…。
いや、きっと、ハナコはハナコなりに一生懸命サインを出してたに違いない。
気づいてあげられなかった私が悪かった…。

勧められた日帰り入院は断った。
昨夏の、一晩入院したらげっそり老けこんだ上に意欲もなくなっちゃった、あの悪夢の再来は避けたいし。

冷静なようでいて、実はオロオロうろたえてる私。
こんなとき、頼りになるのはライムちゃん。
しっかりお留守番もしてくれる…
なんてことは金輪際なくて。
どうしてもいっしょに行くのだと言い張るので、駐車場の車内でお留守番。
ライムはライムで、寂しさやヤキモチを必死に我慢してるんだから、怒っちゃいかん…
と思いつつ
『うるさいよ!
静かにできない人は、1人でおウチに帰りなさい!』
冷静に考えれば、ライムちゃんにそんな無理難題をふっかけなくても…
と自分にツッコミを入れたい。


ともあれ、点滴で投薬してもらって帰宅したハナコ大先生。
食欲が戻らなかったら、しばらくは毎日通院で必要な栄養と薬剤を投与してもらうことに。
15時前になって、ようやく数滴の牛乳を混ぜたお水を飲んでくれて、徐々に食欲が回復。
早めの夕飯の頃には、いつも通り
『ハナちゃんのご飯はまだでしゅか?』
リードを目一杯伸ばして台所のドアの方にやって来て、お座りしたまま催促がましい視線。

いつもは、
『ホントにハナちゃんは、食べることしか楽しみないんですか~?
これからのシニアは、趣味を持って活動的にならないといけませんね~』
って説教たれてるけど。
ハナコが食欲魔神でいてくれることが、こんなにありがたいことなんだって、骨身にしみてわかったよ。

午後の受付終了間際に、動物病院を再訪。
肺炎の薬だけ追加で貰ってきたから、とりあえず様子を見ることに。
週末に改めてレントゲンを撮って、改善の度合いを見て…
その先はそれからの判断、ということで。

お昼過ぎにかけて、2時間半くらい酸素室にいたハナコ大先生。
呼吸は楽だったはずなのに、緊張したのか、帰宅後はぐったり。


愛用のベッドに倒れこんで、すぐに爆睡モードに突入。
やっぱり、入院させなくてよかった…。

酸素室に入ってるときに、獣医さんからもらったオヤツも、ニオイを嗅いでたけど食べなかったって言ってたっけ。
興味はあるけど、どうにも食欲がなかったらしい…。

少なめの夕食を済ませた後は、満足げなこの表情でうとうと。


『ハナちゃんは最近、ちゃんとウチの人たちの言うこと聞いてくれるようになったけど、食欲魔神なのだけが課題だね~』
なんて、話してたけど。

最近、人類の食事時に悩まされていたハナコの
『それ、何~?
美味しいの~?
ハナちゃんのは~?』
が際限なく続く恐怖の
「くれくれ攻撃」。
いつもは、
『なんてうるさい奴だ~』
って思ってたけど、食欲があるってことそのものが、これほどありがたいことだなんて…。
こんなことでもなかったら、気づかないままだった。

ハナコがウチの子になったばっかりの時に、いつも思ってたっけ。
「特に何も望まないし、何もできなくてもいいから、この子がせめて、人間大っきらいじゃなくなりますように」
いつの間にか、そんなことも忘れてたけど。
今のハナコは、少なくとも、全ての人間が大っきらいなわけじゃないだろう…
そうあってほしいな。
少なくとも、カッパさんや母や私のことは、好きになってくれたと思いたいし。
でも、だんだん、私自身のハナコに対する要求が多くなってきた気がする。

ぶっちゃけ、深い考えもなしに、ともあれ
『はい!
ウチの子にしちゃいま~す』
って迎えたハナコだけど。
本当にいろんなことを考えさせてくれるし、教えてくれる。
ハナコがウチの子になってくれて、ホントによかった。
いまだにストレスフルな日々を過ごすライムちゃんだって、ずっと一人っ子でいるよりよかったはず(そうだ、絶対そうだ…ライム自身がどう思ってるかはさて置いて)。
ハナコも、
『ここのウチの子になってよかった…。
…ビンボーだけど』
って思ってくれる時が来るといいんだけど。



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