往復しただけ | ライムとハナコと、ときどきカッパ

ライムとハナコと、ときどきカッパ

気が向いたときに、書きたいことを書きます。
本当に、テキトーに…。
家族の日記代わりなので、しょうもない内容とクオリティの低い写真につきましては、ご容赦ください。

若洲海浜公園へのお出かけの帰り道。

車内で、珍しくカッパさんと普通の会話。
いつもはすぐにケンカになって、怒りの密室と化した車内で、気配りライムちゃんが一人オロオロ…なんだけどね。

『この公園、キャンプ場があるんだって』
『東京湾を眺められていいかもね…。
景色良さそう』
『冬は海風で地獄かな…』
『自分が寝てる地面は、元をただせば埋め立てゴミ、ってのがねぇ…』

カーナビで見てみると、私たちが行った場所は、公園の外れの部分らしい。
もっと公園の奥の方…というべきか、東京湾に張り出した部分というべきか…
に、キャンプ場はあるらしい。
ともあれ、どんなところか見に行こうと、カーナビを頼りに行ってみたけれど…
わからん。
『ナビによれば、この辺に左折する道が…』
早くもイライラカッパが文句垂れてるけど、道なんか無いし。
車を停めて、周囲を見回すと…
 
夕空をバックに浮かぶ、巨大な構造物が!
『あれ、東京ゲートブリッジってヤツじゃん』
『いいねいいね~!
今の時間に渡ったら、絶対夕陽がきれいだよ~』
ヨダレ垂れそうな私の口調に、ため息つきつつ車を走らせるカッパさん。

 
橋の開通のニュースはテレビで観たけど、
『首都高にかかる橋なのかな~』
くらいにしか思ってなかったけど、この橋、一般道だったのね…。

夕陽を受けた東京湾がきれい。

江東区から東京湾を渡って…降りるのは大田区になるのかな。
 
眩しい夕陽の右側、鉄骨の間から、うっすらと富士山のシルエットが!

『きれいだね~』
気づけば、後部座席の窓から、ライムちゃんも景色を一生懸命見てる。

あっという間に橋を渡って…
 
 草ぼうぼうの空地。
…と思ったのは、実は、東京都の最終処分場。
つまり埋立地か…。
東京都民たる我々の出したゴミが、ここに埋め立てられてるってことだ。
ゴミの上にも草も生えれば木も生える…。
逞しいのは植物、あつかましいのは人類ってことだな。

よくわからないうちに、長いトンネルに突入…
『どこに行くんだこの道?!』
カーナビの画面を見たら…
 
 「臨海トンネル」って、海底なのね…。
トンネルを抜けたところで、気の短いカッパさんが
『もう帰るぞ!』

今度は夕陽に背を向けて、再び東京ゲートブリッジへ。
 
 ガラス張りのビルなのかな…。
西日を反射して、きれいに光ってる建物が見えたり…
 
 白い鉄骨も、夕陽に染まってとってもきれい。

風の強い、寒い日だったのに、歩道の部分に歩行者が!
橋の展望台があって、下から歩道に上がって来られるみたいだけど…。
『ふざけんな!
このクソ寒いのに!』
行こうとも言ってないのに、ブツクサ怒るアホカッパがうるさい…。

 
東京湾を挟んで、舞浜のホテル群が見える…
 
もう少し暗くなるまで、橋の上から景色を見てたら、とってもきれいな夜景も見られたんだろうけど…。
ただでさえクソ寒いこの折、御苦労様に今そんなことしなくてもいいか。
確かにそりゃ、カッパさんの言うとおりだけど。

それにしても、都内に住んでるのに、知らない場所、行ったことない場所が、まだまだいっぱいあるもんだねぇ…。

この橋だって、有料だったらどケチな私は絶対通らないだろうけど。
でも、景色も良さそうだし、今度は文句たれカッパがいないときに、ゆっくり景色を見てみたいな…。

でも、ただ、橋を渡ってみたいからってけっこう長い距離走っちゃって。
カッパさんの言うとおり、確かにアホだわ。
でも、きれいな夕景が見られたし、満足満足ハート