仲卸市場の魚屋に頼んでおいたカタクチイワシが入荷したというので、アンチョビを仕込んだ。
カタクチイワシは、地元ではひしこイワシと呼ばれているが、稚魚はタタミイワシ、しらす干し、成魚は煮干し、目刺しなどに使われているなじみのある魚である。
メニューで提供しているニース風サラダに添えるアンチョビは既製品を使用していたのだが、もう少し塩分がマイルドなものが欲しくて、旬の時期のカタクチイワシで作った。
アンチョビというのは簡単に言えば、塩漬けにしたカタクチイワシのフィレのことだが、パスタなどに調味料として使いたいのであれば塩分を強くして長期保存可能、塩分を低くマイルドにすればそのまま食べてもそれほど塩気が気にならない代わりに賞味期間は短くなる。
で、今回は前述したようにサラダに添えるので、塩分濃度を抑えたフレッシュ感!?のあるアンチョビにしたのだ。
3kgくらいあったので、半分はアンチョビ、残りは頭と内臓を取り除いてオイルサーディーンも作ったが、ビールや白ワインとの相性は抜群、お客さんに口頭でオススメしていたらすぐになくなってしまったので近いうちにオイルサーディーンだけをまた作ることにした。
オイルサーディーン