大坂夏の陣から八年。
復興に沸く町に、軍師真田幸村の嫡男・大助を伴い、天下人太閤秀吉の血を引く娘・茜が還ってきた。ともに身代わりを立て戦火を生きのびた弟を捜すために
―。豊臣家の隠し財宝と、その秘密を握るとされる生き残りの姫君をめぐり、異なる思惑と野望を秘めた新興商人や幕府の残党狩りの連中が、一斉に動きだす。
過渡期の町・浪華を舞台にした、胸躍る、新感覚青春時代小説。
☆☆☆
戦火の中で落ち延びて、隠遁生活を送る姫君!
設定だけでわくわくしますが、男装の姫君っていうところもまたそそられますw
表紙の絵がかわいくてジャケ買いしたんですけど、帯も栗山千明ちゃんが書いていて、それもまた手に取った理由かもしれません。
ぱっとこの表紙の絵の若衆姿の姫を演じる栗山さんが思い浮かびましたね。(かっこよいですよね)
物語は一応事件が完結しているのですが、全体としては導入部といったイメージ。終わりの前に新たな謎というかこの本に出てくる物語がきっかけで大きな話が動き出すといった感じです。
続きを読まなくちゃ!という感じですね。
シリーズものというよりは本当に第一章みたいな感じですので、続き待てないなとか、気軽に読みたい人にはちょっとNGかもしれないですね。
でも、色々怪しそうな人が出てきたり、真田幸村の嫡子の美男子が出てきたり、豊臣の隠し財産の話が出てきたりと、歴史好きな人ならわくわくしてしまいそうな話です。
結構な量があるけど、まだ登場人物たちの謎が多いので、続きが楽しみです。
あと主人公の茜は絶世の美女だけど、逃亡生活のために、男装していて、剣術も多少の忍術道具も使いこなし、かっこいい。
隠れてなくちゃいけないのに、思わず町娘を助けてしまう。(結構まっすぐで、不器用なところもあるんですね)
で、逆にその娘の親父が嫌なやつで囚われの身になっちゃうんですが、娘がけなげに茜を助けようとするんですよね、ちょっと百合の香りですw
(茜自身は大助のほうに気がある様子ですが、巻末の展開からそのあたりもあやしくなっているので)
誰かこっから広げてなんか書いてくれまいかwと思う今日この頃です。
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