リベラリズムというのは自由、平等、人権重視が根底にある。。というのは共通の認識かもしれない。
でも日本のリベラルは独特だと最近特に思う。
欧米では保守というと財政再建、緊縮、規制緩和、民営化というキーワードが出てくるだろう。
一方リベラルというと積極的財政政策、金融緩和、再分配。
日本というのはちょっと他国と異なりリベラルの中に憲法9条の平和維持が入っている。
今回の選挙で左派という割れる政党が頻繁に口にしたのは、消費税反対もしくは凍結。エネルギー政策(原発反対)、そして憲法改正問題だった。
本来リベラルが語るべき積極勢政策というのが全く見当たらなかった。
私自身は、ズバリ中道左派。と言ってもアメリカの保守派のように人権を重んじないわけではありません。
アメリカに住んでいたこともありましたが、その時の私の政治的立ち位置は民主党支持でした。
ならば、自民党支持かと言われると全くそんなことはなく。
今の自民党を支持するわけにはいかない。
なぜなら彼らは保守ではないからだ。財政再建は後回し、国内の金を海外に流出し続けている。
つまり自民党は保守ではない。
そうすると私のような人間は支持政党をどこにするのか迷ってしまう。
共産党は却下、日本共産党が採用しているのは「民主主義的中央集権制」。
彼らは地方分権を支持しているし、今や天皇制廃止や自衛隊廃止とは言っていないですが民主集中制であることに変わりがない。
共産主義的改革、革命の中には結局表現の自由や言論の自由を殺す思想がある。
そうすると私のような人権を重んじる中道保守は希望、民心、立憲民という選択肢しか残りません。
希望の党はなんだこりゃ。。。としか言いようがない政党だ。
民進党と合流したところは話題性があった。
改革も旗印にした。ところがお仲間に極右だろとしか言いようがない維新入っている。
その上、国民に増税をしないと約束し、公約まで掲げながら増税を実行した前原氏とその仲間たちしか合流を許されず、民進をリベラルと位置付けられる政治家がいなくなった形だ。
小沢氏は。。。それらの政策に興味はないがとにかく議席を取らないと話にならないと昔から公言しているので、共産党より希望を選んだのは政治家としての感だろう。
そして残ったのが立憲。
個人的には枝野氏という政治家を支持したくない心情があるが政党としてここしかない。
私のような人間は多いんじゃないだろうか。
仕方がないとして投票する人もいれば、経済、財政に重きをおく人はこの政党にはいれない。
立憲は労働層よりも貧困層への政策を重視しているからだ。
今回の選挙は自民党が勝つが、どこまで与党が過半数を取らせない努力をできるかで政権奪還など無理だ。
今後、立憲と希望どう表を伸ばすか考えなくてはいけないが、ポピュラリズムや馬鹿の一つ覚えのような自民反対をやめないことには支持を得られない。
例えば原発反対。
私も反対だが、代替えがエコエネルギーでは電気代がさらに高騰する。
エネルギー政策は経済活動に直結する問題だ。
こういう大きな旗を掲げるならもっと突っ込んだ議論を提示しなくては、口だけのように見えて支持が集まらない。
しっかり勉強して今後の表につなげてもらいたい。
自民党支持が減っているのは安倍晋三が官僚と決別する態度をしっかりと示さないからだ。
アベノミクスで経済復興を真剣にするなら、官僚の言いなりになって消費税をあげたり、社会保障を削るなんてことはやめるべきだ。
今回も残念ながら自民が勝つんじゃないかと思う。
他の党には次回につなげるために、本気で政策をやってほしい。
財政再建は国際公約であるからもし、政権を取れば避けることができない。
そういう中でどうやって財源を増やし、自分たちの政策を実現するのか国民に分かりやすく説明できくらいのレベルまで作りこむ必要がある。