もはや、日本でまともな報道というのは期待できないのじゃないか。そんな風に感じさせるのが、一連の東京都知事選関連の報道だ。

今回21人候補者が手を挙げたわけだが、政党の支持や過去に議員や国会議員になったことがないと討論会にで政策論争に参加することもできない。
スマイル党総裁であるマック赤坂候補は「供託金を払っているのに」と抗議すると、なんとつまみ出されてしまった。
そんな騒動があったことすら、さほど報道されtない。

その上テレビは横並びで、あたかも都知事候補が3人しかいないような報道ばかり。
投票日まであと数日。選挙戦も終盤だが、ここへきてこの国の報道局はまたおかしなことを始めた。
たかが1社の週刊誌が鳥越氏のスキャンダルを報道。
今まで新聞だって、テレビだって候補者のネガティブ報道は「選挙妨害」に引っかかるかもしれないとして、控えてきた。
ところが今回は「疑惑」という言葉を使って連日報道を続け、産経新聞だったかの調査ではついに鳥越氏への女性の支持が落ちてきていると報じている。

別に鳥越氏を支持しているというわけじゃないけれど、彼へのバッシングは当初から酷かった。
まず、ネット上では鳥越慎太郎がボケたとYouTubeに乗り始めた。
これをネットで熱心に発信しているのが安倍親衛隊の百田尚樹氏と行列の出来る法律相談所で有名な弁護士の北村氏だった。
百田尚樹氏は「私の知り合いの医者がボケの初期症状だと言っていた」などと発言。
その後、鳥越氏の健康問題。
小池百合子氏が「病み上がりの人」と中傷して謝罪したのは記憶に新しい。
そして、それらの報道では足りなかったと出てきたのが週刊誌のスキャンダル。

連日鳥越バッシングに興じるメディアだが、小池百合子に政治資金の問題が浮上したことはには沈黙している。