7日に米ナショナルフットボールリーグ(NFL)の第50回スーパーボウルが開催されるサンフランシスコ市で3日、市当局が観戦者のためにホームレスを路上から立ち退かせようとしていることに反発するデモが行われた。

200人に上るデモ参加者らは「路上で寝ていることは犯罪ではない」などと書いたプラカードを掲げて行進。自らも以前ホームレスだったという32歳の男性は「路上を追い出されたら、彼らはどこにも行くところがない」と怒りを表し、「市は彼らを犯罪者として扱うのではなく、問題の本当の解決策を見つけるべきだ」と話した。

市の広報担当者は、ホームレス宿泊施設のベッド数を1100人分拡張すると説明した。同市には7000人程度の路上生活者がいるという。