みなさま、ごんにちは。
Mrs.Burkeの部屋へようこそ。

わたくしは円形脱毛症です。
髪。。だけでなく、全身の『毛』を失いまして随分とたちます。
こうして自信の体験を書けるようになったのは「時間」の経過が大きいと感じております。
まぁ、あっという間に己の姿が変わっていく様子を毎日鏡でみるのは大きなストレスでございました。
それでも、うっすらとバーコードのように髪があり帽子の下からフアフアとかみが見えるうちはまだようございました。
一番ショックを受けましたのはやはり全ての毛を失った時でした。
一本も髪のない頭部。そして、眉毛とまつ毛も完全になくなりますと顔に個性が全くなくなります。
もはや以前の面影は無く、誰だか分らないのです。
周りがどう思うかも気にならないと言えば嘘になりますが、それ以上に鏡の中の自分をみると何とも言い難い気持ちになりました。
以前は私はどのような風貌であったのか。。。
鏡に写る自分は記憶にある姿とは随分と違います。
じっくり見ても面影がみあたりません。

まず、外出の際の必須アイテムは眉毛でございます。
眉毛がありませんとかなり周囲に違和感を与えます。
それに、眉毛ないと顔が怖いんです。
一度、帽子もかぶらずメイクもしないで表を歩いておりましたら、見ず知らずの子供に怖がれまた。
ですから眉毛は必須でございますね。
以前のわたくしは、これでもかという太い眉毛ちゃんが存在感たっぷりに居座っておりました。ですから、眉毛を描いた経験がございません。四苦八苦致しました。
まず位置がさだまらないんですね。暫くは眉があったころの写真をみたりして眉毛を描いたたものでした。
次にまつ毛。
これは無くても他人はなんとも思わないのです。
でも、鏡を見るとまつ毛が全くないのが気になって仕方ありません。そこでつけまつ毛!
これがまた問題でございました。
簡単につかない。
ついても外出先ですぐ撮れる。
うっとおしい。
最終的には試行錯誤しまして慣れました。
最後は頭部でございます。最初は帽子でしたが、完全に髪がなくなると帽子も似合わなくなります。スカーフも色々試しましたが、しっくりきませんでした。
かつらを購入するもこれもしっくりこないのです。
髪がございました頃は腰まである「うぇ~びぃ~」なヘアーでしたからまず短い髪が見慣れないのです。
どうアレンジしてもしっくりきません。
随分フラストレーションを感じたものです。
このフラストレーションは以前と見た目があまりに異なる事にあるのです。まつ毛がなくとも実は周りは気づきません。
天然眉毛だろうがメイクだろうが気にも留めません。ウィッグも実は言うまで気づかれません。
でもわたくしはまつ毛が無いのが嫌なのです。
眉毛を描いて、ウィッグや帽子をつけてみてもちっともしっくり来ないのです。今までメイクは美しくなる為のもので必須アイテムではありませんでした。でも、今は「普通」に見える為の必須アイテムになってしまいました。

まわりも突然に風貌がみるみる変わるとどう扱って良いか分らないので腫れ物にでも触るように私に気を使ってくれました。
でも重病というわけでもないのです。
私は他の疾患もございましたが、それでも生死に関わるわけではありません。
ですから多少時間が経過するとまわりも「もうそろそろ慣れたでしょう?」って感じになってくるんですね。

さすがに病院の先生に
「そろそろ髪がなのもなれてきたでしょう。」(にこっ・・・・
と言われたときは

「おのれの眉毛そり落として、丸坊主にしてみんかぁい

と言ってしまいそうになりました。

色々と葛藤いたしましたが時間が経ちまして今はちょっと考え方が変わりました。
ある時ガラっと変わるといったものではございません。
時間がかかりました。
毎日眉を描いて、まつ毛をつけ、頭部をアレンジする、通院、病気の事を調べる。。。
そのような作業の中で、折り合いがつけられるようになったと言うのがもっとも近い表現だと思います。
しっくりくるスタイルを見つける事ができた部分もあります。
今の自分を見るのに慣れ、状況に慣れたといのもあります。
なんともうしましょうか。。。
この状況とつき合う術を少しずつ学んぶにつれ精神的にこの状況の捉え方も変わってきました。

髪が無いのは正直なところ寂しいです。
ですが、生えてきても、伸ばしたり、パーマをかけたり色を入れたりするのが怖いです。なにが誘引してまた抜け始めるか分りません。
その辺はまだ不安がございます。
でも、今は他の考え方もあります。
今は、病気と付きあうべく健康面や生活面で気をつけています。
めんどうな事ですが、年を取ればみなそうなりますから遅かれ早かれと思う事にいたしました。

見た目については、悩む事は止められません。
でも積極的に楽しんでみようと思うようにしています。
例えば、
ウィッグは状況によっては便利です。すごく速く身支度ができます。その分を今はメイクに使います。ウィッグだと結構大胆な髪型もできますし、色も変え放題。

眉毛が無いと服やその日の気分にあわせて色々顔の表情を変える事ができます。
アイメイクも上達しました。私の年代はつけまつ毛なんてつけないのですが、これが結構顔の印象を変えます。つけまつ毛なしでも今は簡単なアイラインの買い方も覚えました。

髪や眉毛もありませんが、むだ毛もありませんから夏のお手入れは必要ありません

肌が弱くなりましたが、一年間化粧品の使用をやめたら化粧品いらずの肌になりました。今は皮膚科で数ヶ月にいっぺん処方される保湿剤を必要な時に。プロトピックは月に1、2回使用するだけなので安上がりです。

髪は、生えてきてほしい!でも、髪を失わなかったらきっとしなかったファッションを今は楽しんでいるのも事実です。

また、わたくしの年齢になりますと白髪や薄毛が気になって参ります。ですが、私にはそちらの悩みはございません。
(きっぱりかお
お若い方には分りにくいかも分りませんが、これは大きな強みです。
一般にシニアと言われる年齢になりますと病気やあちこち具合の悪い所が出て参ります。具合の悪い所が少ない中年の間は『老い』について悩むのです。
しわが増えた。
髪が薄くなる。
白髪が生える。

加齢による美容の悩みが全くなくなったわけではありませんが、私の場合大きな部分で既に対処を学んでございますから、これは強みです。

今後、脱毛をテーマにメイクやウィッグといった情報をアップして参りたいと考えております。

わたくし、過去を振り返りまして何が辛かったか考えました。辛かったのは、この病気がいつ治るか分らない事でした。
治療をすれば治るという保証も無く、だからといってこのフラストレーションとどうつき合って良いか誰も教えてくれませんでした。
また、それをどう対処して行くか一から手探りというのもストレスの溜まる作業でございました。同じ経験をしていない家族は気遣ってくれますが、いまいち分り合うという所までは到達出来ず、結局一人で考えていました。

わたくがブログに自信の経験を書こうと思いましたのは、みなさんと情報を共有したいと思ったのです。
病気になられたばかりの方に対しては少しでもお役にたてる事があれば幸いです。
わたくし自信はみなさんがどんな風にしておられるのか聞ける事で新しい発見があるかもしれないと思いました。
一人で考えてすすんで行くといずれは同じような答えに皆が突き当たるとは思うのですが、そこは情報を共有して時間をセーブ
セーブした時間はおしゃれをたのしんだり、精神の安定を手に入れるほうが良いと思うのです。
また、皆様と情報を共有する事での発見は今のわたくしに取って楽しみの一つです。
ファッションに興味がなかったわけではございません。
でも今はファッションを趣味として楽しもうと思います。
躊躇してい髪型やヘアアクセサリも楽しめるようになりました。

定期的ではございませんが、脱毛をテーマと致しまして今後もブログを更新して参ります。お時間ありましたらどうぞお立ち寄りください。

それではみなさま、ごきげんよう。



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