みなさま、ごんにちは。
Mrs.Burkeの部屋へようこそ。

今シーズンF1デビュー淑女の皆様。
中国戦は如何でしたでしょうか。

今回マクラーレンのハミルトンが5グリッド降格し7番手からのスタートになるのをご覧になって「はて?」と思った方もいらっしゃるのではないかと思います。

という事で、
本日はレギュレーションについてもう少しご案内させて頂きたいと思います。

レギュレーション(規則)は大きく2つに別ける事ができます。
ひとつはスポーツレギュレーション
こちらは競技に関する規則でございます。

もう一方は、テクニカルレギュレーション
これは技術面に関する規約になります。

ーテクニカルレギュレーションー
【ギアボックス】
中国戦でハミルトンが負ったペナルティです。各ドライバーは5戦連続して同じギアボックスを使用しなくてはなりません。もし、5戦を戦いきれずに交換が必要になってしまった場合は、中国戦でハミルトンが降格したようにQualification (予選)の結果から5グリッド降格のペナルティが科せられます。

【重量】
マシンの最小重量は2011年から20kg増加されました。ドライバーを含めて640kgでございます。

ースポーティングレギュレーションー
【予選】Qualification
こちらは以前に少々ご案内しましたが、1時間前後で行われる予選は3セッションで構成されます。
Q1(第1セッション)は24台すべてのマシンが参加し、好きなだけ周回を走ってタイムを測ります。
20分間で行われるQ1が終了した時点でタイムシート下位7台が脱落。
中国戦ではあのレッドブルのベッテルがまさかの予選落ちでした。
7分間の休憩をはさみ、Q1のタイムがリセットされた状態でQ2(第2セッション)がスタートします。
Q2は15分間、ここでも終了時点で下位7台を落とします。
2つのセッションを生き残った10台によるQ3(第3セッション)でPP(ポールポジション)を争います。
Q2終了から8分後にスタートするQ3のセッション時間は10分です。

【タイヤ】
各GP(グランプリ)にはF1公式タイヤサプライヤーのピレリが供給する2種類のドライタイヤが持ち込ます。
雨天用のインターミディエイトタイヤとウエットタイヤも供給されます。
ドライコンディションで行われる決勝レースでは、2種類のタイヤの使用が義務付けられているので、どのドライバーもタイヤ交換のため少なくとも1度はピットに入らなければなりません。
レース中、ドライタイヤは11セットまでの使用が認められています。

プライムタイヤ(通常はハードタイヤ)が6セット
オプションタイヤ(通常はソフトタイヤ)が5セット
インターミディエイトタイヤは4セット
ウエットタイヤは3セット
以上が供給されます。

金曜フリー走行におけるドライタイヤの使用は2セットずつに限られています。
タイヤの見分け方は簡単です。
側面にペイントされている色が各々ちがいます。
スーパーソフトは赤色
ソフトは黄色
ミディアムは白色
ハードは銀色
雨天用は緑色
ウエットが青色
となっております。

【マシンの外装】
各チームが有する2台のマシンは、それぞれのグランプリで同じ外装の使用を義務付けられています。
2台のマシンを見分けやすくするためです。

【給油】
2010年からレース中の給油が禁止され、そのはるかに大きな燃料タンクの搭載を強いられました。
また、ドライバーはレース中に減少していく重量の変化に応じてハンドリングを調整していかなければなりません。

【ドライバー】
少なくとも1回のフリー走行に参加していないドライバーはグランプリで走る事はできません。
シーズンを通して各チーム、4名までドライバーを起用できます。

【ポイント】
優勝ドライバーに25ポイントが与えられ、上位10名が入賞です。
各順位に与えられるポイント数は
1位=25点、2位=18点、3位=15点、
4位=12点、5位=10点、6位=8点、
7位=6点、8位=4点、9位=2点、
10位=1点
となっています。
ドライバーは自らが獲得したポイントのみ、チームには所属ドライバー2名の合計ポイントがコンストラクターズポイントとして加算されます。

【規約の変更】
すべてのレギュレーションにおいて、変更を希望する場合は全チームの承認が必要となります。

今夜9時よりバーレン選が開幕でございます

みなさま、よい週末を素過ごし下さい。