みなさま、ごんにちは。
Mrs.Burkeの部屋へようこそ。

驚く事でもございませんが、東京都知事の妄想が外交問題にまで及んでございます。
何に仰天って、都知事の仕事に領土問題は含まれていない事を教えて差し上げる人が周りにいなかった事がビックリですわ。
どなたか都民税は日本の領土問題に使うのはおかしいと思わなかったのでしょうか。それとも妄想が暴走して公共の場でボロっと言ってしまったのでしょうか。
東京都はよっぽどお金があまっているようでございますね。

「だけど、都の税金を無駄使いしちゃだめなのよ、慎太郎

とは申せ、慎太郎ってば、もう4期とういう長きにわたり
都民に選ばれし者。。。

どういうことでございましょうか
困りますわ。。。

本日は話題の尖閣諸島に着いて少々考えてみたいと思います。
ネット上もメディア既に議論しつくしている話ですからわたくしごときがつぶやいても。。という感じもいたしますが報道を見ておりますと、民主党の失策が知事の発表に繋がったような言い方されておりました。

もうこれにはわたくし沈黙を守る事ができませんでしたわ。むっ

だってみなさん、テレビや新聞ときたら
この問題つい一昨年にはじまったかのような
騒ぎっぷりではございませんか

その上、この島に所有者がいて国が借り入れていた事を初めて知ったかのような報道陣のとぼけっぷりにはいぃーらいら致しましたわ。

えっ、
年のせいで気が短いからだろうって?
。。。

 さて、2010年の中国漁船の問題で尖閣諸島も竹島どうよう認知度が広がりました。お若い方は日本の領土が沖縄のあんな南の島も含まれていたのかと驚いた方も少なくないのではございませんでしょうか。
もっとも、この島への上陸は政府関係者以外に認めておりませんので一般市民はあの島々の付近に入る事はできませんから話題になる由もございません。
加えて、ここの領海問題は長い間言葉にするのもタブーのようなものでした。

中国漁船の船長を釈放した民主党の対応が悪かったが為に中国を助長させているような事を言っておられる方もおりますが、過去を振り返れば長きにわたりこの問題を棚上げしてきたのは自民党政権である事は火を見るより明かでございましょう。

なぜって、民主党へ政権が移行したのは2009年の夏でございますもの。


「角栄の日中国交正常化から何年経つと思っとーとね顔

石原慎太郎くんもそうです。1999年から都知事やってらっしゃいますものね。
今更のこの時期来て一連のアクションは政治パフォーマンスのなにものでもございませんでしょ。ですが、政治家として自分をアピールするのに都民の血税を使い込んではいけませんわ

はっ、え゛!
話がそれてそれてしまいましたわ。

一昨年、巡視船と漁船がとおって船がこすれあったのなんてまぁ、小さなものでございますわ。相手はたかが漁船でございますから。
過去にはこの島周辺の排他的経済水域を中国の軍用艦船がス~イスイ通っておりますのよ。
すぅ~いすいですわ。
国際法で決められた海上規則をまるっきり無視し、本格的に武装した船が何艘も通過しながら日本政府はなんの警告もする事が出来ませんでした。

そもそもこの辺は1950年当時沖縄はアメリカの占領下でございました。そして、1972年にアメリカから日本に返還されており、その事実はアメリカ外務次官も認めるとこでございます。
しかしアメリカはその事実を公式に認めるが、実質的に領海問題には関与しないという立場をとっています。

平和を旗に世界中で戦争おっぱじめるわりには中国には何も言わないのね。ポッ
日本を守ってあげるっていっつも言ってるくせに、たよりないわ。。泣

1960年後半、ここらの海底に石油がたんまり埋蔵されているという事が明らかになってきました。
たんまりって、桁が違いますわよ。
中東並みの資源があると思って頂いてけっこうですございましてよ。
その上、お魚もとれるとなれば皆がほしがるのも当然です。

そして1971年に中国が本格的に騒ぎだします。先ほども申したように、お宝の規模がちがうんですから。。。

田中角栄内閣の時代、角栄首相は中国との国交正常化の為に周恩来さんに会いにいきました。
角栄さんはおもむろに尖閣諸島の話をきりだすと、
周恩来さんは
「話したくない今は話すべきでない」
(にこっ・・・・

と答え、
それ以来、日本政府はこの問題を棚上げにしてきました。

ここでちょっと中国自身が認めている歴史について覗いてみましょう。

お隣の中国が中国という国(中華民国)になったのはそんなに昔の事ではありません。1921年-1949。それでも蒋介石がまとめあげたのはごく小さな地域です。
満州、モンゴル、新疆、チベット地区は一応中国とされましたが、
「俺たちは中国じゃない!」
と今ももめ事が耐えません。
そして、この時期ですら台湾は中国に含まれておりません。
(微妙。。

そもそも、中国側が尖閣諸島を自分たちの領土と主張するその論拠ですが1562年代に作成された海上防衛地域を設定した『籌海図編(ちゅうかいずへん)』と言う事です。ここにここに尖閣諸島が描かれているからだと言っています。どこまでさかのぼってんじゃいと言いたくなりますが、実は中国側の歴史ではこの1560年代台湾は統治されていません

1895年時点では台湾の範囲は彭佳嶼までとして尖閣諸島が含まれないと言う事で双方が認めています。
いかがでしょうか。中国政府の歴史的論拠というのは乏しく国際社会も日本の主張をおおむね認めています。
では、どのような経緯がこの周恩来さんとの会話のあとあったか、簡単にさらってゆきましょう。

このような背景をもって日本政府は歴史的「にも」日本の島であると主張しているわけです。
「にも」というのは実行支配もあるという事です。
まあ、そこについては今や無いに等しいと言わざる得ませんが、
昨日からの石原知事のとんちんかん発言でが外国で小さな小さな
記事で報道されました。
その際、尖閣諸島はconntrol by Japan.とありましたから、国際的には日本にまだ実行支配があると思って頂いているので
ございますね。

(ほっぽ

(慎太郎、BBCに都政の金をつぎ込んだって
書かれてるわよ。

ではその後、角栄さんと周恩来さんの日中共同声明後をサラッとおって
参りましょう。


78年に鄧小平が日本にやってきます。
このとき尖閣諸島の話は鄧小平から切り出され、

「この問題めんどうだし、
次世代に先送りしちゃおうよ。」(にこ・・・・

と言われて自民党政権と当時の官僚は事もあろうに
「うん」(てへにこ
首を縦にふっちゃったのです。

てへっ、じゃないのよぉぉ泣

92年になりますと中国政府は国内で学校教育に尖閣諸島が中国のものであるという歴史教育をしていますから、この世代のは本気でこの海域が自国のもだと思う人は多くなりました。

中国はこのようにして国家戦略としてこの尖閣諸島の獲得をすすめますが、日本は相変わらず何もしません。

96年になりますと中国の海洋調査船がここの排他的経済水域に入ってきて
「我々は中国の名により自然調査をしている」と
正々堂々と言っています。
これが何を意味するかと言えば、排他的経済水域で他国の自然調査等出来るはずはありません。
中国はここは俺の国だとこの頃には胸をはって言い切っているのです。

ところが、ここでも政府は何ら対策をうちませんでした。

もちろん海上保安庁はこれらの船に対し警告をだしていますが、中国側は屁とも思いません。
この時政府がした警告は日本側の警告はいってみれば日本の国民へ向けてのアピールでしかなく言うまでもなく外交上は何の効果もありませんでした。
それでも日本政府が策をうつ事は無く、ついに中国は
ここにガス採掘のガス田をつくり、
2002年には海域調査完了まで発表をしています。

そして2003年夏
今は亡き中川元産業大臣が初めて、
「尖閣諸島を民間へ解放します。」(キリかお
言うと共に海底の調査を始めました。

中川経済産業大臣は
「資源の試掘権を行使する」とも言いました。

おそいんじゃぁ。。
ぁぁぁ?
と言う間もなく

次の大臣が
「やっぱりやーめた。。」
と言って頓挫してしたのです。

えぇぇ泣
とみんな驚嘆したにちがいありません。

えっ。。そんなの知らない泣

しかも当時の小泉政権はこの問題に対して国民に選ばれた
大臣を起用する事無く官僚に丸投げをした結果、
この問題への国家戦略が今も無いまま日本は現在にいたって
しまいました。
この経緯を見ると日本政府のいう実行支配がいったいどこに
あるのでございましょうか。

さて、竹島も含めこの領海問題で日本国民として知るべきは自国の歴史と
相手の国歴史です。
きちんと歴史を理解せず日本の報道陣の情報を鵜呑みにしてしまいますとえらい誤解と混乱が生じて訳が分からなくなってしまう気がします。


「文科省!ちゃんと教科書で勉強しない
とダメって言ってるのよ

まぁ、今回しかり。。。日本国内の報道もよろしくあいませんわ。

歴史というのは大切です。
わたくし10代は日本の教科書で歴史を勉強致しました。その後外国の教科書で日本史を勉強する機会があったのですが、あまりの違いに、これは本当に同じ歴史的事実を語っているのだろうか
と驚愕致しました。


政治を教科書にもちこむと偉いことになります。

文科省のみなさん分っておられるのかしら。。。
(あら、ちよっとしつこかったかしら。。え

では話をもどしまして。。。最近では日本の海域には石油だけでなく他の鉱物も埋蔵されている事が明らかになりつつあります。日本は、国土が狭く資源にとぼしいからなんて事を長年政府や政治屋から聞かされてきました。
ですが我が国は領海がやたら大きな国でございます。

最近になり更にこの領海にお宝が埋まっているのが年々明らかになってくると中国は領土問題に対し、大変積極的に行動するようになりました。

ですから、自民が長く次世代へ先送りにしたこの問題をのんべんだらりと更に先延ばしにするわけにもいかなくなってまいりました。

東シナ海の領有争いを例にとれば今後の中国の動向もある程度予測が出来ますでしょう。

もともとインドシナ半島はフランスの植民地でしたから実行支配はフランスにありましたが、どこの政府の管轄だったかと言えばベトナム政府です。
1938年になると日本が領有宣言をして新南群島と名前までつけてしまいます。そして太平洋戦争が終わるまで日本に支配されました。
1949年になりますとフィリピンがこの地域の一部の領有を宣言しますが、51年のサンフランシスコ講話条約で領有権を放棄し、56年にベトナム大統領がベトナムのバーリア地区からフォクトイ省の一部に編入します。
73年にベトナムはフォクトイに編入した事を再度宣言します。
すると中国が抗議声明を出してきます。前にも述べました通り60年代後半には、海底にお宝が埋まっている事が少しずつわかってきました。

そして現在フィリピンと中国の艦船がにらみ合いを続けています。

みなさま。。。どうでございますかこの展開。どこぞの領土問題と似ておりませんか?

経済大国第二位になったのですから、いつまでも中低所得国みたいな事をすべきではないのですが、中国も国内が潤っているわけではありませんから今後の事をかんがえると必死でございます。

みなさま、中国の富裕層ってもうすごいレベルですのよ。
日本の金持ちなんぞ足下にも及びませんわ。
そして貧しいグループの人達は仕事を選ぶ事すら出来ません。
なぜなら戸籍の転籍が許されていないのです。
例えば貧しい農民の家に生まれると一生それを変える事は
できません。
数年前に書類上この制度は撤廃されたという事になっていますが
実際は変わりありません。

もう一つ、わたくしたちがこの利権に伴う領土問題を考えるにおいて、頭にとめておく事があると考えます。

中国の国境にたいするビジョンです。
中国政府は現在国際法、及び国際社会が認識している国境と領海をきちんと認識しています。
ですがこの政府内にはもう一つは「こうなったら素敵だなキラキラ」という国境ラインが存在するのです。

この「素敵なラインキラキラ」はどのように描かれているかと言えばわたくし思うに、清朝時代の勢力図を再現しているように感じます。

中国の中央政府にはノスタルジックな考えをお持ちの方がいるのでしょうかね。。。ガーン

我が国は自民党政権が長く続き過ぎましたから、色々な負の置き土産があり現政党もこれの片付けには四苦八苦しているようです。
ですが、民主党員のは昨日今日議員になった方々ばかりではございません。特に上層部の方々は元をただせば自民党ですから、フンドシをしめ直して解決にあたって頂きたいと思います。

一番の問題は海底資源についてきちんと議論されてこなかった事です。
民間からこの尖閣諸島付近の海洋調査をしたいと政府に申し入れていましたが、なんと政府はそれをはねつけダメ出しをしました。

何を考えてるんでしょうね。。
普通に疑問です。


第二に、国が借り入れていて、所有者には年間数千万円お金をはらってまでして人を遠ざけてしまったのもうまいやり方ではありません。

「報道陣!そこをつっこまないで、何の政権批判をやっとるのじゃ。」

それから、
もう少し冷戦に考えてほしいのですが、
あそこの島を国有化したところで何が変わるのでしょうか。
国有化して軍を配備するとでもいうのでしょうか?
まして東京都が買った場合領海問題にどのように対応する事ができましょう。東京都は防衛省に指示をする権限を持っていません。

現に昨日中国は、
「国有化?にこ
買い取り?かお
「そんなのかんけいねぇ自慢げ
と言っているではございませんか。

はぁぁぁ、
みなさま、
たびたび申し訳ありませんがもうあと一言
慎太郎に言わせて下さいませ。泣き3

「東京都知事の慎太郎!もう下の名前で呼びすてよぉ」泣

「東京都が買い取ったからといって領海問題の何を解決しようってのよ。
あーたね、都民の血税をとんちんかんな妄想に使うのはもうやめてちょうだい。

「都知事の分ってものがるでしょ。逆立ちしたって領土や国防には口をはさめやないのよ。」

「国政に口をはさみたかったら、国会議員になりなさいよ。ここは民主国家なのよ。あたくしは大変不本意だけど、民意があなたに対して認めたのは都政のみよ。」

はぁ、はぁ、はぁ、

国防は国家の一大事でございます。
官僚まかせではなく、これは政治家の仕事である事を
民主党の方々にはもう一度考えて頂きたいと思います。

政治主導の旗を掲げてきたのです。今本腰を入れずして、いつ入れる時がございましょうや

国防は戦略やビジョンを持たず場当たり的に対応するものではありません。
やり方はほめられませんが、中国はきちんとしたビジョンをもって、過去数十年という時間もかけ今や外国から日本の領土問題に圧力をかける手段まで構築するに至りました。

日本は情報収集を速やかに行なわなければなりません。
今までのように妥協と先送りでやり過ごすことは許されない状況にあります。

あぁ、みなさま。
本日は、ここまでお付き合い頂きまして真にありごとうございます。

それでは、ごきげんよう。