みなさま、こんにちは。
Mrs.Burkeの部屋へようこそ。

このところ北朝鮮の『人工衛星打ち上げ』騒ぎでにぎわっておりました。これに伴って石垣島にPAC3(地対空誘導弾パトリオット3)配備する等えらい騒ぎでした。

13日午前7時39分ロケットは発射され、90秒後には海の藻くずと消えました。
驚くべき事でもございませんね。
前回のミサイルも飛ばずに落ちてますから。。。
貧しくて開発どころじゃございませんでしょう。

2月末の米朝合意は早くも破られました。
アメリカからの食料支援も棚上げになるでしょう。

石垣島住民の方は「何も心配はしていない。むしろ迎撃ミサイルの配備などで観光客が減らないかという方に懸念がある。」とおっしゃっていました。なんだか、政府や役所の大騒ぎとは温度差を感じます。
実際の所、北朝鮮が怖いと思っているのは米日韓三国の政府だけではないかとわたくしは感じております。

また、メディアではJアラートでの情報提供がなされなかった事で危機管理がなっとらんと騒いでおられます。自民党はこの事について国会で追求すると息巻いております。

わたくし、
「ちょっとまったぁぁー
と申し上げたい。

最近の政治家の茶番には笑う事もできません
国民をバカたれだと思ってらっしゃるのかしら

そして、各社マスメディアの方々のいい加減な記事。
お金を出して読む価値のある記事を書いて頂きたいものです

あら、ちょっと言い過ぎましたかしら。え

ですが、みなさま。
この北朝鮮という国は多くの貧民を抱え経済的には
破綻寸前の小国なのです。
人さらいをして情報収集をしようなんて突拍子も無い
悪さを考えつくどうしようもない問題児ですが、
ここ20年間のこの国の状況を見てください。
貧しくて貧しくて、外国から食料援助を
もらわないとやっていけません。
国のトップと言えば
「将軍様は神様だ
などと神格化して人をあやつろうとするやからでございますよ。
18世紀並の発想です
日本やアメリカのような大国が「脅威」というには
ほど遠いとは思いませんか。

えっ思わない。。。泣
・・・・
顔

わたくし、日本政府に申し上げたい事がございます。(かおキリッ)

まずは、拉致被害者の皆様の心の平安を取り戻すべく力を注ぐのがこの対北朝鮮問題の第一課題と政府は再認識をする必要がございます。
どんだけ時間かけるんじゃ。
被害者の家族の年齢も考えんかぁい。

第二に、Jアラートはお金をかけてるシステムですから運用はちゃんとするのがあたりまえです。

しかしながら!!!
福島原発事故の最中スピーディーのデータを出さなかった文部科学省や経産省に対して何一つ質問しないどころか報道自体しなかった
マスコミが危機管理があまいなんて指摘を
こいてんじゃないわよ。(はぁはぁ)

アメリカは衛生からの撮影で細部まで詳細確認し、日本政府はがっつりアメリカから情報を提供されました。
言ってみれば、飛びやしないとはじめから分っていたわけです。
相変わらずの北朝鮮の挑発行動を利用して、皆で合同演習しましょうというレベルの事です。
自民党も一緒になってJアラート追求するなんて騒いでおりますが、
ここまでどうでも無いニュースで騒がれると何か他に隠したいことがあってカモフラージュのために騒いでるのかしらとすら思います。

今回の騒ぎは尋常でなく、あまりのわざとらしさに興ざめ
いたしました。

中国は世界第二位の経済大国になりました。
しかしながら、国内が潤ってるわけではないのです。
中国の二極化は半端ではございません。
貧富の差が激しく近年これに拍車がかかり、貧しい人達からの不満を中国政府は押さえきれなくなりつつあります。
国全体にこの経済拡大で得た利益を分配するには更なる経済の発展が必要です。

アメリカは景気が下り坂になっていたところにリーマンショックです。
サブプライムの傷口も言えていません。
回復しつつあるとアピールするも雇用が回復しません。
アメリカはこれ以上中国においしい所をとられたくないわけです。そこで考えたのが中国包囲網

中国包囲網は経済と軍事の二枚刃アプローチでございます。


経済面では関税撤廃を原則にした貿易の自由化を
中国抜きですすめる事です。たとえばTPP。
アメリカは中国をいれず日本や豪州に加盟をもとめています。
これが成立すれば日本への輸出で得る大きな利益はほとんどアメリカがさらえるわけです。中国にしてみれば痛い話です。


アメリカは軍備の大々的な再編成を初めています。
陸上発射型の長距離弾道ミサイルの制度が過去20年でかなりの段階まで制度があがりました。
それにより、もう韓国や日本に軍を配備しなくても遠くから攻撃をかけることができます。また、中国もそれなりに軍備を強化していますから今まで駐留していた韓国、日本ひいてはグアムの基地すら中国のミサイル飛んでくる距離となりました。

そこでアメリカはオーストラリア北西部に軍を配備するようオーストラリアに要請します。まぁ、日本政府が沖縄にした事と同様の状態が今豪州北西部を中心に始まっています。オーストラリアのアメリカ軍が国内基地で飛行場を自由に使用でき、艦船の寄港や演習を自由にする事を認めるわけです。こうしてインド洋への出撃基礎をオーストラリアに築いています。
アジア近辺はアメリカとしてはほとんどの費用を日本がもってくれるなら今までのような配備はしないけど、駐留してもいいよくらいのものです。ですが、
最近の動きをみると日本政府とアメリカは日本が独自に軍隊をもつ事が望ましいと考えてるように見えます

さぁ、ここで北朝鮮の問題が出てくるわけです。
朝鮮半島をまっぷたつに分断した張本人のくせになんとも勝手な言い草でございますが、近年アメリカは
「北朝鮮の面倒はおとなりさんなんだから中国が見ろよ!」
と中国に押し付けました。
北朝鮮事態は最初はいやがっていましたが、最近は中国の従属国といっても良いくらいの関係を築いています。

みなさま、ちょっと想像してみて下さい。犬?

もし北朝鮮が本当に反省してアメリカの言う通り全てを反省して6カ国協議にスイスイと応じたらどうなるか

まず日本と韓国の安全保障の根幹がかわります。

「北朝鮮っておかしな国で怖いから
一緒に頑張っていこうね。」きゃぁ~

というのが前提です。
また北朝鮮が脅威でなくなった場合、日本はアメリカとも軍事協定を続ける理由がなくなります。
そうすると経済政策としてはもちろん近隣の中国を含む対アジア路線にシフトしないとなりません。

色々考えるとややこしくなりそうですが、実は簡単な図式です。
この北朝鮮問題というのはどのような状況に直面しているというのはほとんど関係ありません。
なぜなら、この国はもう20年もまえから脅威でもなんでもないただの「こまったちゃんな弱小国」だからです。

今日本の官僚はアメリカ従属路線です。
そうしますと、経済的にアメリカに元気になってもらわないといけません。

アメリカ自身も経済的に立ち直りたいけれど、中国の勢いがどうもじゃまなので中国包囲網をしいて軍事的、経済的に囲み込んで身動き取れなくしちゃおう作戦に出ました。

ですが自分の国を豊かにするために他国を村八分にしたりすると、国際社会の批判を浴びてしまいます。
そうすると味方している日本もばつが悪くなります。

北朝鮮が脅威的存在になるとどうでございましょうか。。
北朝鮮が怖いからそれに対応しているんだという大義名分で、日本が軍を保有したり沖縄に迎撃ミサイルを配備するのに便利な理由になるわけです。

他にも多様な利害関係がからんでているので、このように言い切ってしまうわたくしの論調は乱暴であるとは思います。

ですが、過去10年北朝鮮問題の対応も今回のミサイル発射問題への対応もなんら騒ぐ話ではありません。
北朝鮮がミサイルを発射するので破片が落ちてくるかもしれません。
ですから、国民に注意を促す事は必要です。
国とNHKは「事前」に十分な情報提供を国民にする。
発射されたら、速やかに知らせたらよろしいんです。
北朝鮮が脅威だの怖いだの騒ぐ意味が分かりません
これは私達の国が過去20年とってきた国家戦略でございますから。

北朝鮮は困ったちゃんです。ですが、この国を「脅威」と
とらえるのは日本の戦略です。
ここ20年間変わりません。
それを号外までだしで大騒ぎする気が知れませんわ。

それよりも、まともな報道や議論がされない事について不快感を表さずにはおれません。ムカムカ

北朝鮮は大変な問題児である事は明らかです。
ですが、何が問題であるかを報道せず、この国が突飛な行動を取るたびにただ騒ぐというのはもうおやめになって頂きたい

拉致被害者の問題を先送りし、被害者家族に大きな心の不安を背負わせた責任を政府高官がわずかでも感じるならばそろそろ茶番は終わらすべきと一連の「人工衛星打ち上げ」騒ぎを見るににつけ思いました。

本日はわたくしの愚痴にお付き合い頂きまして、大変有り難うございました。途中口調が荒々しくなり取り乱してしまったところもありました事をお詫びいたします。

それではみなさま、ごきげんよう。

2010年に米国と日本が共同で対中国を仮定し演習を行っています。

迎撃ミサイルPAC3