みなさま、こんにちは。
Mrs.Burkeの部屋へようこそ。

上海戦が近くなって参りました。
このレースが観戦デビューのご夫人方!
本日は来る週末のレースをよりお楽しみ頂きたいと思いまして幾つかチップをご案内いたします。

「Formation Lap」フォーメーションラップ
が始まる前に車がちゃんと動くか確認すうる動作でございます。
グリッド(前日に決まったよーいどんのライン)につく前に全車両がゆっくりと走り始めます。
基本、追い越しは禁止でございますよ
ですが何かのトラブルが発生した場合は追い抜いてもでございます。
このフォーメーションラップで、みなさんジグザクにコースを走ります。
これはタイヤを温めるためなのでございます。
タイヤが十分にあたたまらないと地面にしっかりくいついてくれないのです。
温度が低くて食いつきが悪いとスピードが落ちます。

レース前のこの走行風景、わたくし大好きなんですよ。
わくわく感は更にもり立てられるような気がするんでございます。

「Safety car」セーフティーカー 
レース中に事故等のトラブルが起きり急な悪天候の際、こちらの
セーフティーカーが出動して参ります。レースを続けると危険な状態にあると判断された場合に出てきて、全レースカーの先導を致します。
この車が出て参りますと、全区間追い越し禁止でございます。
セーフティーカーの真後ろは一位を走るレースカー。
各レースカーは一位を先頭にそれまでの順位を保ち一列に隊列して走行する。
セーフティーカーのペースに合わせる。
セーフティーカーを追い抜いてはいけません。
さて、一度安全が確保されますと「セーフティーカーはこの週でピットに戻りますよ」という文字情報が出てきます。 

SAFETY CAR IN THIS LAP

そしてこの車がピットに戻りますとレース再会でございます。

ちなみに、この
セーフティーカーを運転するのは現役レーシングドライバーです。ゆっくり走行ともうしましてもレースカーのタイヤの温度がぐーんと下がってしまう程遅い走行では、レースが再会された時事故を招きかねません。ですからセーフティーカーといえど直線コースでのスピードは200キロは出ています。一般車両ライセンスでは危険な速度なのでございます。

「Pit Stop/Pit In」ピットストップ/ピットイン
車の調整、燃料補給等をする場所をピットと呼びます。
各チーム(レッドブル、メルセデス、フェラーリ等)1台から2台車をもっています。
レースの間チームは自分たちの車を自由にピットインさせることができます。レース中、タイヤの交換は必須です。
このピットストップでの作業時間はレースの順位を大きく変えるポイントでもあるので、チームはピットインのタイミングと作業時間の効率化に命を燃やすのでございますね
また、レース中違反をした車両や、何かのトラブルでピットインする場合もございます。
ピットレーンでの制限速度は60km/h~100km/h。
追い越しは禁止です。
また、コース場にはピットアウトする車の走行ラインが白線が書いてあります。この白線に乗ったり、またいだりした場合はペナルティとなります。
レースが白熱するとこれを忘れてうっかり白線を無視するドライバーがいたりします。

ルールがございますから、それに違反した車には罰則が与えられます。
このルール違反なんですが、実際に罰則が加えられるか否は委員会側の判断が大きいです。
例えば先日のマレーシア戦。
レッドブルチームのベッテルが運転する車両とHRT、ナレイン・カーティケヤンの接触事故でベッテルのタイヤがパンクして、
カーティケヤンは20秒の加算ペナルティーを受けています。一方ベッテル側もこの事故の後カーティケヤンに中指を立てたり、カーティケヤンを大バカ者よばわりした事で母国ドイツではドライバーの行動規則違反が問われるかもしれないと報道されましたが特に罰則はありませんでした。

Penaltyは年ごとに微妙に改正されるものでもあります。違反でペナルティが加算された時は番組内でも説明されますのでここはなんとなくそんなもんがあったなくらいでよろしいかと思います。

違反事項に関しては違反したらピットで10秒~20秒待機したりレース結果に20秒~30秒加算、もしくはグリッド(スタート位置)を降格されたりするのねぇ。くらいしかわたくしも頭にとめておりませんです。
。。。。
けっして、面倒で説明をはぶいたりしているのではございませんよ。

具体的な罰則には以下がございます。
「Driver penalties」ドライバーペナルティ
「Engine penalty」エンジンペナルティ
「Gearbox penalty」ギアボックスペナルティ
「Ten-second time penalty」10秒タイム・ペナルティ
他、時間加算、 次レースのグリッド降格、けん責、レース結果抹消(失格)、次レースからの出場停止。。。

ピットレーンでの制限速度違反レース中明らかに危険な行為に及ぶといった大事故に関わる違反には罰金、最悪の場合はライセンス剥奪もございます。

みなさま!!!
4回にわたりお付き合い頂きまして、
まことに有り難うございます。泣
もう、ここまでフォロー頂いた貴方は
「F1マニア」と言えますでしょう。

週末の上海戦を存分にお楽しみ下さいませ。