山村が最後に食料を食べてから3日がたった
もう、空腹で死にそうだ
去年の今頃は天一のラーメンを食べているころだ
あぁ、懐かしい。
もっと食べておけば良かった。
やはり1日1杯では足りなかったのだ。
あの頃はあの安寧が永劫に続くと思っていた。
…天一でバイトしていたアイツは元気だろうか
親友までとは行かずともかなり仲が良かった
そんなことを思いながらおぼつかない足取りで次の寝床を探してふらふらと歩く
それにしても腹が減った…

ふと視線を前方にやると、天使がいた。
息を呑んだが、向こうが気づいている様子はない

天使には2種類あると踏んでいる
── 偵察や物資を拾い集めるだけの探査天使と
人間を殺戮するだけの武装天使だ。
そして目の前にいる豚と鶏を混ぜたような天使は明らかに前者だった。
…豚と鶏っぽいなら、天使と言えども食えたりしないだろうか。
見た目から判断するに(天使はデフォルメされたような見た目だった)戦闘能力はそう高くないはずだ。それに、向こうはこちらに気づいていない。

いける。

山村はホームセンターから盗んできたサバイバルナイフを取り出し、目の前の天使に突き刺した。
天使は断末魔さえも上げずに倒れた。

さぁ、3日ぶりのご馳走だ。