おこんばんは
『さすらいのレコードコレクター 〜 10セントの宝物』を見ました @新宿のK’s シネマ
K’s シネマのお向かいにディスクユニオンのレコード店があったので昨日のレコードを買ったのでした
さて「さすらいのレコードコレクター」とは、アメリカのメリーランド州に住む超超レコードマニアのジョー・バザードのこと
ジョーは、SPレコードのコレクターでありDJでありミュージシャンでもあります
映画の原題は『Desperate Man Blues: Discovering the Roots of American Music』
2003年のオーストラリア映画
ほんとに面白い映画
でも、見たら怒っちゃう方もいらっしゃるかも
だって、この方はとにかく意見がはっきりしています
ロックは4歳児の音楽、
ロックは Cancer music、癌と同じだ と断言するのですから
“昔はジャマイカに行けばジャマイカの音楽が聴けたが、今ではどこも同じ音楽、ロックのせいでこうなった” と憤るジョー
彼にとって良い録音は1920年代、30年代のレコードのなかにあり、本当の音楽とは当時のブルーグラスやヒルビリーやブルースを指す
ジャズも大恐慌(!)以降ダメになってしまったと…
ジョーは、SP盤の録音は素晴らしいが 当時の蓄音機は再生能力が高くはなかった、とも語っております
お気に入りの再生装置で古いSP盤を聴く姿の有頂天なことといったら…ノイズの奥にある最高の宝物をもれなくキャッチしている姿といったら…
コワイくらいでございます
彼のお嬢さんがティーンの頃、反抗心でロック(たぶんジョン・レノン、とのこと)のレコードを家に持ち帰ったら、裏庭でフリスビーになってしまったそう
しかしこの映画で聴いたサン・ハウスは、ブルースだけど私にとってはロック
YouTube 動画の録音よりトンガって聞こえました↓
映画館の画面は小さめですが、大きな音でジョーの選曲によるアメリカン・ルーツ・ミュージックを聴くことができて最高でした
あ、ジョーはたぶん、ルーツ・ミュージックという言葉は使わないのでは、と思うけど
サントラCDは聴かなくては↓
おやすみなさい