あの日のロックンロールの
引力は万能で | 空虚な戯言 

あの日のロックンロールの
引力は万能で



the pillows About A Rock’n’Roll Band




The pillows
『About A Rock’n’Roll Band』

憶えてるか 火薬の匂い
秘密基地で轟いたラジオ
拾ってきたランプの灯り
オレ達どんな顔してたっけ

憶えてるか 銀のナイフ
尖ってるだけで何にも切れない
憐れだった童話の悪役
狼だってただ生きてるのさ

正しさも美しさも
一つじゃなかったんだな
崩壊と誕生の音


あの日のロックンロールの
引力は万能で

裸足のままで走り出していたんだ

不敵なメッセージを
受け取って笑って騒いで

強く生きてゆくイメージを
握りしめた
About a rock’n’ roll band


愛が無いぜ イス取りゲーム
キミとサボって床に座った
夜を待って数えたんだ
流れ星と流れない星を

国境も時間も越えて
常識も掻い潜って
心を揺さ振った夢


あの日のロックンロールの
引力は万能で

裸足のままで走り出していたんだ

不敵なメッセージを
受け取って笑って騒いで

強く生きてゆくイメージを
握りしめた
About a rock’n’ roll band


今夜もロックンロールの
引力は万能で

道なき道を切り開いて行くんだ

馬鹿げたメッセージ
撒き散らすから受け取ってくれよ

終わらない日々を過ごした
それが全て

About a rock’n’ roll band


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多少青臭いのも否めないけれども
ボーッと仕事中に耳にして、突き刺さった歌詞。
学生時代にロックに夢中になった自分の気持ちが重なる。


>>あの日のロックンロールの
引力は万能で

>>不敵なメッセージを
受け取って笑って騒いで

>>夜を待って数えたんだ
流れ星と流れない星を


誰にでもあった青臭い春、
全てがどうにかなりそうで、時々全てがどうでも良くて。
思春期に武装する武器(手段)の一つとして
ロックンロールは最高だったのかも知れない、
今も充分に尾を引いているし。

本当に不適なメッセージを受け取っては笑って騒いでいた気がする、
受信し解釈はそれぞれだったけれど。

すっかり大人、おじさんになっても
こういう唄にドキドキしちゃう。
きっと悪いことじゃない。
そんな小さな自分なんかより大先輩のthe pillowsの一曲。

酔っぱらった今、尚更に
強く生きていくイメージを握りしめれる気がする。