
悲しい情報が、フランスのボルドー地方から入ってきました。
2014年8月22日、ボルドー一級格付のシャトー・ムートン・ロートシルトの当主、
フィリピーヌ・ド・ロートシルト男爵夫人が、
手術に伴う合併症で亡くなられたとのこと。
80歳だったそうです。
彼女は、クレール・ミロンやダルマイヤックなども所有する
ロートシルト家の一人娘として1933年に生まれました。
フィリップ・パスカルの名で舞台女優として活躍していたため、
その美しい美貌を舞台でご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
1988年に経営を継承したのちは、
カリフォルニアのオーパスワン、チリのアルマヴィーヴァ、
そしてラングドック地方リムーでドメーヌ・ド・バロナークを始めるなど、
多角的な経営に努めました。
いとこのラフィット・ロートシルトのエリック・ド・ロートシルト男爵と提携して
夢のシャンパーニュ「バロン・ド・ロスチャイルド」生産も始めました。
2度結婚をし、三人の子供の母でもある彼女は、
2007年にレジオンドヌール勲章を叙勲し、
2013年にはマスター・オブ・ワイン協会から女性として初めての
ライフタイム・アチーヴメント賞を受賞するなどワイン業界の発展のために
努力した素晴らしい職業婦人でありました。
ご冥福をお祈りいたします。








