「ママ友がもうすぐにお産なんですが、不安になっています」 | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の

助産師&針灸師の

加藤祐里です。

 

今、コロナの問題で

産婦人科も面会の

制限が厳しくなっています。

 

「ママ友が

もうすぐに出産なんだけど

家族の立ち合いが

できないかもしれなくて

不安になっている。

どうしてあげたら

いいですか?」と

相談を受けました。

 

答え→

「心配はなくすことは

できません。

 

あなたが変わりに

産んであげることも

できません。

 

ですので

あなたが彼女を

心配しないで

あげてください。

 

『あんたなら

絶対、だいじょうぶ!

産める、間違いないっ』って

言ってあげてください。」

 

ほとんどの

「心配」「問題」は

それをみている人の

問題です。

 

心配や問題の

眼鏡で物事をみれば

あらゆることは

問題になります。

 

今は誰かのことを

心配する前に

まずは自分と家族のために

がっつりエネルギーを

注いでください。

 

普段から元気で

お金の心配のない人でも

ざすがに2か月も

子どもが毎日家にいたら

疲れてきます。

 

誰かのことが

不安、心配になるときは

自分が冷えて

エネルギーが

切れているとき。

 

友達のために

何かしてあげたいと

思うなら

 

テレビは消して

まずはあなたが

ちゃんとお風呂に

入って

部屋を整えて

座ってお茶を飲んで

早く寝るようにしてください。

 

コロナでなくても

出産前なんて

誰でも不安になります。

 

あって、当然。

 

ないほうが、おかしい。

 

不安をなくすなんて

おこがましい。

 

まわりにあれこれ

お膳立てをしてもらって

「不安」をのぞいた

ところで

 

予定外のことは

起こります。

 

30年くらい前までは

立ち合い出産する人も

少なかったし、

 

そもそも長い人類の

歴史のなかで

さまざまな環境で

色んな病気を経験して

 

それでも私たちは

産んできたし

育ててきたし

生き残ってきた。

 

自然界の生き物で

「誰かがいないと

私一人では

産めない~」って

泣いているのは

たぶん人間くらい。

 

思考があり、

感情があり、

文化をもつ

高等動物だから

 

不安や恐怖を抱くのは

仕方ないけど

 

正しい情報を仕入れて

医療者と信頼関係を

築いて

同じように一人で

産みに来ている

となりのママさんと

コミュニケーションをとって

 

人間ならではの

愛と知恵と思いやりと

勇気があれば

乗り越えられます。

 

誰も立ち合いがない

状況でお産するのが

不安というあなた。

 

妊婦検診で

待合室で待っているときに

スマホばっかり

みていては

いけませんよ。

 

自分と同じように

お腹の大きい人が

いたら

じろじろと顔を

見ておきなさい。

 

きっと向こうも

「同じくらいの

予定日かな~」っと

思っているから。

 

運がよければ

入院中に

「あの人、なんとなく

覚えている」と

声かけやすいです。

 

入院しても

感染予防で

おしゃべりすることも

少ないかもしれないけど

 

夜中に赤ちゃんが

隣の部屋で

泣いているのを聴くと

 

「私、一人じゃない」と

思うだけで

とても安心できます。

 

女性たちの

そんなに知っている人じゃ

ないけど

一瞬で

心と心を繋げる力は

AIも予測不能。

 

私は産婦人科の

夜中の授乳室で、

大部屋で

 

医師の診察を待っている

ほんの数分の間に

 

近所の公園で

 

スーパーでレジで

並んでいるときに、

 

初対面の女性たちが

一瞬で仲良くなって

自己紹介も何もなくても

一瞬で心と心を

開きあって

 

励ましあって

知恵を渡しあって

たくましく生き抜いていく

姿を何回も

みてきました。

 

時には女性を

支えているはずの

私達、医療者が

その言葉、

その配慮に救われ

学ばされ

助けてもらってきました。

 

その昔、

人類がまだ文明を

始める前の

何万年も昔、

 

男たちは

何日も住まいを

離れて食料を

刈りにいきました。

 

残された女・子どもたちは

弱かった分、

隣近所一緒に

支えあって

生き残ってきました。

 

他人と上手く

コミュニケーションをとって

補い合って

生きていく女性の力は

人類の歴史とともに

培われて

 

男性にはない形で

本能的に

備わっているのです。

 

妊娠して

お腹のなかで

赤ちゃんが育って

陣痛がきて

出産して

母乳が出てくるみたいに

 

よく知らん人、

不安な環境でも

誰かに助けてもらって

自分も誰かを助けて

生き残っていく力が

本能的に備わっています。

 

だから、

だいじょーぶ。

 

せめて、

このブログを読んだなら

妊婦さんなら

毎日1時間は

半身浴してください。

 

靴下はいてください。

(できれば

冷え取りの)

動画とか見ながら

スクワットしたり

ヨガとか

呼吸法とか

色々、検索すれば

出てくるから

 

不安になって

友達に愚痴っている

暇があるなら

できることは

たっぷりあります。