正しさだけだと、体も冷えるし、毒にもなる | 岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

岐阜県郡上の妊婦さんや母乳育児中のママのための鍼灸院

数千例を超える出産や母乳育児に立ち会ってきた助産師です。病院の検診だけでは安心して出産が迎えられない妊婦さん、通常の母乳指導に満足できない‘子育てにこだわりたい’ママのためのに身体と心にアプローチする針灸院です。

岐阜県郡上八幡の
助産師&針灸師の
加藤祐里です。

昨日は浜松の
助産師の宮崎順子さん

ホメオパスの
高橋きくみさん
ご協力していただいて

「ママのための体の
お手当体験会」を
開催しました。

今回はあえて
お手当のhow-to的な
話は封印して

もっと目にはみえない
根本の部分を
「感じてもらう」ことを
大切にしました。

真面目にお手当に
取り組むような人の
なかには

病気にならないための
正しい正解みたいな
ものがあって

「それを手に入れたら」

「100%正しく実践できたら」

「子供も完全無添加で
育てることができたら」

何の問題もない
健康を手に入れることが
できるような
気になっているのかも
しれません。

高橋さんも
言っていましたが
そのやり方が
自分にあっているかどうか、

例え徹底して
食事療法に取り組んだとしても

家族がみんな
理解がなくて
孤立しているとか

気持ちよく
楽しく
心地よく
続けることが
出来ないような
健康法や考え方なら

逆に「正しさ」が
「毒」になっているのでは
ないかと
思うのです。

ちゃんとやらないと、
失敗できない、
という緊張感は

無意識に体を緊張させて
筋肉の血流を悪く
するから

真面目なだけで
冷えるのです。

子どもがなぜか
たびたび体調を
崩すようなとき、

ママを休ませたくて
ゆっくりしてほしくて
症状を出している時が
あります。

ママが言葉にならないような
うっぷんを心に
溜めている時に

発散させるために
パパや子供が
地雷を踏んでくる時も
あります。
(無意識でしょうが…)

※ケンカのあとに
パパが黙って
「バックハグ」で鎮火させた
上出来パパのお話も
聞きました。

一人目のときに
誰にも子育てを頼れなくて
半年くらい孤独だった。

二人目を生むときにも
また一人で頑張らなくては
いけないのではないかと
思っていたら

お産のときに出血が多くて
2か月くらい貧血で
動くのもやっとだった。

だから、夫や実母が
とても助けてくれて
「支えてもらえる」という
安心感を感じることが
できた。

身体が回復してから
とても元気に子育てに
取り組むことができている、という
参加者さんがいました。

最初から素直に
「助けて」と言えるような
性格ならよかったのかも
しれないけど

頑張り屋さんで
自分で全部なんでも
やらないと
いけないというタイプの場合、

もう身体のほうが
先に「貧血で動けない」という
状況を作り出して
助けてもらえる関係性を
保っている、という
考え方もできると思うのです。

で、参加者さんたちが
子どもの症状を
どうこうするより
まずは自分が緩んだほうが
大事だぞ、と
気づきかけたときに

参加者のSさんの
体がとても硬かったので
高橋さんに
しっかり緩めてもらったのです。

最初、sさんの赤ちゃんは
ママから離されて
ギャーギャー泣いていたのですが

sさんが高橋さんの
癒しの言葉に涙を流されて
ずいぶん力が抜けた瞬間に

離れたところにいたはずの
sさんの赤ちゃんが
ピタッと寝てしまったのです。

もう、嫌でも
認めざるを得ない!!

こういう形の
知識だけを学ぶので
なくて

感じて
味わって
話して
繋がって
緩んで
共感しあえるような

ママの会をこれからも
大切にしたいと
思いました。

次回の浜松開催は
夏かな…。